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鹿島アントラーズユース【チーム紹介:茨城県】

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チームの特色

Jリーグ最強のクラブが近年、下部組織の強化を入れる。
 鹿島アントラーズユースはJリーグ開幕と同時期の平成4年に設立された。設立当初は、鹿島地区の人口の少なさや高校世代の優秀な人材が高校チームに流れる傾向もあり、地元の中体連出身の選手で構成された。常勝軍団のトップチームに比べ、下部組織は強化が遅れていた。

 しかし、平成10年には、ジュニアユースからの生え抜き、野沢拓也や根本裕一を擁して、Jユースカップで優勝を達成した。平成16年には、吉澤や後藤などトップ昇格したメンバーで2回目のJユースカップ優勝を成し遂げた。

 Jユースカップやクラブユース選手権に出場はするも、どうしてもベスト8の壁を破れないでいる。一方で年間を通したリーグ戦では粘り強い戦いで、高校世代の最高峰のプレミアリーグイースト昇格後は、7、8位と2年連続で残留している。
 環境には恵まれている。トップチームと同じ場所で練習をしているため、トップチームとの練習試合も多く実施されている。近年は海外遠征を実施しており、ルーマニアやスペインなどで、海外のチームとの対戦で日本では感じられない海外の厳しさを体験している。スタッフは経験豊かなエキスパート、メディカル(医療)体制の充実を図っており、寮も完備しているためよりプロに近い恵まれた環境でプロを目指すことができるようになった。

キッカ監督と熊谷監督
 平成23年、ユースで初めて日本人以外の監督であるブラジル人のキッカ監督が就任した。キッカ監督は95年からはブラジルやサウジアラビアで13歳から15、17、20歳の各年代の監督に就いた後、直近ではサウジアラビアの20歳以下の監督をしており、育成世代のスペシャリストと言える。
 平成26年からは鹿島アントラーズOBの熊谷浩二コーチが監督に昇格した。練習では、キッカ監督の継続に激しさをプラスしてサッカーを目指している。
守備では相手の布陣に合わせて、長所を消すやり方にトライしている。基本的にはマンツーマンで相手に自由を与えず、激しいプレスと球際でボールを奪い取ったら、一気に前線に展開してドリブルなどを駆使して攻め込む。

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