仲村 浩二(習志野高校 千葉県)高校サッカーヒーロー列伝
総評
柔らかいボールタッチと広い視野、長短自在のキックと卓越したキープ力で中盤に君臨した「習志野の天才司令塔」。名将・本田裕一郎監督が志向した個人技重視のポゼッションサッカーを体現する背番号10として、激戦区・千葉において市立船橋と覇権を争い全国の舞台で旋風を巻き起こした。
高校2年時(第68回大会)は千葉県予選を制して全国選手権に出場するも、シードされた初戦(2回戦)で四日市中央工業に0-2で屈し悔しい初戦敗退を喫した。しかし3年時(第69回大会)には主将としてチームを牽引。初戦(1回戦)で前年苦杯を舐めた四日市中央工に5-1と快勝して雪辱を果たすと、自らも2回戦・3回戦で連続決勝ゴールを奪う圧巻の活躍で全国8強へ進出、大会優秀選手に選出された。
順天堂大で五輪予選代表候補となった後、指導者として尚志高校を全国屈指の強豪へと育て上げ選手権ベスト4を2度達成。不屈の向上心で雪辱を果たした高校時代の原点が、東北の地で大輪の花を咲かせている。
所属チーム
千葉県立習志野高等学校
生年月日
1972年6月30日
サイズ(身長・体重)
未確認(※高校・現役時)
ポジション
MF
出身チーム
- 3種:未確認/記録なし(千葉県千葉市出身)
- 4種:未確認/記録なし(千葉県千葉市出身)
出場大会
高校
高校サッカー選手権
- 1年時(1988年度・第67回):千葉県予選 敗退(全国大会不出場)
- 2年時(1989年度・第68回):千葉県予選 優勝、全国大会 2回戦敗退(初戦敗退)
- 3年時(1990年度・第69回):主将・背番号10として推薦出場、全国大会 ベスト8(準々決勝進出)(大会優秀選手選出)
高校総体
- 1年時(1988年度・山形総体):千葉県予選 敗退(全国大会不出場)
- 2年時(1989年度・高知総体):千葉県予選 敗退(全国大会不出場)
- 3年時(1990年度・宮城総体):主将として千葉県予選 優勝、全国大会 ベスト8(準々決勝進出)
全日本ユース(高円宮杯)
- 1年時(1988年度):該当なし(※大会創設前)
- 2年時(1989年度・第1回):地域予選 敗退(全国大会不出場)
- 3年時(1990年度・第2回):関東地区代表、全国大会 準優勝
国民体育大会(国体)
- 1年時(1988年・京都国体):該当なし(未選出・不出場)
- 2年時(1989年・はまなす北海道国体):千葉県選抜としてサッカー少年の部 出場
- 3年時(1990年・とびうめ福岡国体):千葉県選抜としてサッカー少年の部 優勝(日本一!)
代表歴
高校時代の代表・選抜歴
- 世代別日本代表:日本ユース代表(U-19日本代表 / 1990年)、U-21日本代表(バルセロナ五輪予選代表候補)
- 日本高校選抜:1991年選出(第69回大会優秀選手・欧州遠征参加)
- 都道府県選抜:千葉県選抜(1990年福岡国体 優勝)
- Jリーグ選抜:該当なし
高校時代の代表歴について
千葉県屈指のテクニシャンとして習志野高校へ進学し、名将・本田裕一郎監督のもとで天性のパスセンスとボールコントロールを開花。高校2年時から千葉県選抜や世代別代表に名を連ね、3年時には日本ユース代表(U-19日本代表)に選出されアジアユース予選など国際舞台で日の丸を背負った。
高校2年時の選手権初戦敗退という挫折を乗り越え、主将を務めた3年時の第69回全国高校選手権では圧巻のゲームメイクと勝負強さでベスト8進出の原動力となり、大会優秀選手および日本高校選抜に選出。ヨーロッパ遠征(デュッセルドルフ国際ユース大会等)にも参加し、屈強な欧州クラブ相手に優れたテクニックで渡り合った。順天堂大学進学後もバルセロナオリンピックを目指すU-21日本代表に選出されるなど、同世代最高峰の司令塔として全国のサッカー関係者から絶大な評価を受けた。
卒業後の進路
大学
順天堂大学蹴球部(1991年 – 1994年 / U-21日本代表選出、インカレ出場)
プロ・社会人
- 福島FC(旧JFL / 1995年 – 1996年 / 現役引退)
日本代表
該当なし(※世代別五輪代表候補)
卒業後のキャリアの総評
高校卒業後は大学サッカーの名門・順天堂大学へ進学。名波浩らと共にプレーし、関東大学リーグやインカレで活躍しながらU-21日本代表としてバルセロナ五輪アジア予選などを戦った。大学卒業後はJFL昇格を目指していた福島FCでプレーし、1996年に現役を引退した。
1997年、福島県の尚志高校サッカー部創部に伴い初代監督に就任。当時は無名だったチームを熱心な指導で育て上げ、創部14年目の2011年度第90回全国高校選手権で福島県勢最高タイとなる全国3位(ベスト4)へ導いた。さらに2018年度第97回大会でも染野唯月らを擁して2度目の全国3位を達成。2023年には東北の高校として初となる高円宮杯プレミアリーグEAST昇格・残留を果たすなど、地方から全国の頂点を目指す育成手腕は日本高校サッカー界でも屈指の名将として高く評価されている。



















