サカスタ第9回は桐光学園の司令塔として活躍する松井修平選手です。第91回高校サッカー選手権では同校のOBである中村俊輔の時以来、16年ぶりにベスト4進出の立役者だ。
中村俊輔(横浜FM)、藤本淳吾(名古屋)が付けた栄光の桐光学園の10番を松井が背負っている。2人と比べると、松井には観客を唸らせるプレーで魅せるタイプではない。総合力を持った新時代の10番と言える。ボランチの位置からパスワークに顔を出すと同時にチャンスがあるとみたら、ゴール前まで顔を出し、ゴールにからむ。3回戦の佐賀商戦でも、シュートのこぼれ球をしっかり詰めてゴールを決めた。
持ち味は左右両FWへの30~40mのパスだ。このパスは桐光学園のカウンターサッカーの起点となっている。左右のスペースに右足から速くて高い弾道のパスで両サイドのFWにボールを預け、2列目やサイドバックからの攻撃が始まる。
また、守備意識が高く、相手へのハードマークでボールを奪い取る。冷静に熱くなれる現代サッカーに必要な要素を持っている。卒業後は同志社大学への入学が決定している。選手権の優勝を手土産に大学サッカーからJリーグ入りを目指す。
チーム名 | 桐光学園 | |
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ポジション | MF | |
背番号 | 10 | |
学年 | 3年 | |
前所属 | 川崎フロンターレU-15 | |
代表歴 |