高校世代NO1のストライカー、素早い動きだし
プレミアリーグ第9節、清水エスパレスユースはアウェーで柏レイソルU18に押し込みながら0-1で敗れ、首位をレイソルに明け渡し、2位で前半戦を終えた。
特に後半は圧倒的に攻めながら、得点を上げることはできずショックは大きかった。
しかし、一方で大きな収穫もあった。エース北川航也(3年)の復帰だ。
北川は昨年のクラブユース選手権得点王、プレミアリーグイーストの得点ランキング2位、世代別の代表に選ばれ、清水の下部組織最強の逸材と評されており、
今年2月には2種登録されるなど、順調に年内トップデビューも視野に入っていた。
しかし、プレミアリーグ開幕前3月のスペイン遠征で負傷、靱帯を損傷し、全治4ヶ月と診断される。清水ユース今年のプレミアリーグ優勝候補の筆頭に上げられていたが、
北川の離脱で、大きな戦力ダウンが懸念された。エース抜きでリーグが開幕すると、チームは開幕5連勝と快進撃を続けリーグで首位に立っていた。チームの躍進は嬉しい反面、
北川本人にも、焦りはあったはずだが、必死でリハビリに励んだ。
そして、後半途中から今シーズン初出場。怪我前に比べれば、トップフォームにほど遠い状況であった。昨年のプレミアリーグの流通経済柏戦の圧倒的な存在感と迫力は感じなかった。
しかし、動きだしのタイミングとスピードはさすがで、柏のDFが何度か一瞬で振り切られた。強引なドリブルでゴールを狙ったが、この日はゴールを奪えなかった。
北川は試合後のツイッターで、「怪我をしてから今日という日が来るのをずっと待っていました。 待ちに待った公式戦をいい形で終わることができなかったけど。
自分を待っていてくれたサポーター皆さんの応援が本当に嬉しかったです。 得点という形でチームに貢献していきます。 」
と初めて経験する大怪我で、周りのサポートとサッカーができる幸せを感じたのでだろう。
ドリブル、動きだし、スピード、クロスへの対応など、FWに必要な要素を高いレベルで持ち合わせている。大きなハードルを乗り越えた北川が、プレミアリーグ後半戦、
Jユースカップで活躍する姿が見られるのが楽しみだ。
ドリブルでゴールを狙う
終盤はキャプテンマークを巻いた。
チーム名 | 清水エスパレスユース | |
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ポジション | FW | |
背番号 | 10 | |
サイズ | 178cm 75kg | |
学年 | 3年 | |
前所属 | 清水エスパレスジュニアユース | |
代表歴 | U18、U17、U16日本代表 |