【サカスタ012】野路貴之(桐光学園)

速い動き出し、脅威を与えた野路、決勝ゴールも決めた

プリンスリーグ関東1部得点王、総合力の高いストライカー

誰もがPK戦突入を覚悟していた。作陽の野村雅之監督もGKを太田純貴(2年)から、186センチの長身GK末藤敬大(2年)に交代し、PK戦に備えていた。この交代直後、ヒーローとなる桐光学園FW野路貴之(3年)も、PK戦突入を覚悟していたと明かす。

桐光のエースとして、きっちり「80分」で勝負を決めた。後半のロスタイム突入から3分がすぎ、PK戦は目前。野路は右からのロングスローをゴール前、左サイドで待ち受けた。空中戦から目の前に転がったボールを、無我夢中でシュート。作陽DFのわずかな股を抜けて、GKが手を伸ばすも届かず、応援団の大声援を背に放った一撃がゴール左端に突き刺さる。土壇場でチームを国立へと導く決勝弾となった。

 

失いかけた信頼も取り戻す一撃だった。東京、柏などJクラブの下部組織の猛者も集うプリンスリーグ関東1部で16ゴール。得点王の称号を引っさげ、初戦の 2回戦(対四日市中央工)では2得点と幸先のいいスタートを切った。打って変わり、3回戦(対佐賀商)は地獄を見た。4度の絶好機がありながらも無得点。 1対1の状況も相手GKの好セーブに泣いた。「みんなにいじられましたよ」。今では笑い話だが「何で落ち着いて打てなかったんだろう」と悔やんだ。この日 は控え部員に「今日は決めてやるよ」と自身にも言い聞かせるように宣言。予告通りにネットを揺らした。

16年ぶりの4強入りで、偉大なOBの背中をとらえた。「(中村)俊輔さんたちは準優勝。自分たちは日本一になりたい。個人的には得点王も狙いたい」。国立を沸かせるゴールを連発し、頂点まで駆け上がる決意を示した。

野路貴之(のじ・たかゆき)1994年(平6)9月14日生まれ、横浜市青葉区出身。小学時代に所属した田奈SCで本格的にサッカーを始める。中学時代は 横浜ジュニアユースでプレー。桐光学園では昨夏の高校総体8強入り。卒業後は神奈川大へ進学予定。目標とする選手はJ1広島FW佐藤寿人。家族は両親、 兄、姉。172センチ、64キロ。血液型A。

速い動き出し、脅威を与えた野路、決勝ゴールも決めた

速い動き出し、脅威を与えた野路、決勝ゴールも決めた

 

 

チーム名 桐光学園
ポジション FW
背番号 9
学年 3年
前所属 横浜F・マリノスJY
代表歴

【Number Web】



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