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【高校選手権】鵬翔、地元に戻って英気養う

 京都橘(京都)と鵬翔(宮崎)による、全国高校サッカー選手権の決勝戦(東京・国立競技場)が14日、降雪による悪天候のため中止となり、19日に延期となった。同大会の延期は昭和天皇の崩御で準決勝、決勝が2日間延期された88年度大会(67回)を除けば首都圏開催となった76年度大会(55回)以降では初。互いに初優勝をかけて激突する決勝戦は19日、午後0時5分から国立競技場で行われる。

 鵬翔は地元で英気を養う。15日に宮崎に戻って調整し、決勝に合わせて再度上京の予定だ。往復交通費など新たに数百万円の遠征費が発生。大会運営規定に従って補助金も受けられるが、関係者によれば不足額はサッカー部特別後援会の募金活動で工面する。FW北村知也(1年)は「大変感謝している。優勝で恩返ししたい」と話す。

 昨年12月7日に左膝半月板を手術したエースのMF中浜健太(3年)にとっては、回復期間となる恵みの雪となった。リハビリしながら今大会に臨み、準決勝までの全5試合は途中出場。「一日一日良くなっているので、5日後にはもっと良くなっている」と先発復帰へ手応えを口にした。

【スポーツ報知】