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【高校選手権】桐光 攻守に圧倒 全国高校サッカー 8強出そろう

全国高校サッカー選手権第4日は3日、東京・駒沢陸上競技場など首都圏4会場で3回戦8試合を行い、昨年の全国高校総体4強の立正大淞南(島根)や作陽(岡山)桐光学園(神奈川)鵬翔(宮崎)などベスト8が決まった。

 作陽は前々回大会覇者の滝川二(兵庫)を5-2で破り、立正大淞南は旭川実(北海道)と1-1からのPK戦を3-0で制した。桐光学園は佐賀商を3-0で下し、星稜(石川)は青森山田に2-0で勝った。

 京都橘は小屋松の3試合連続ゴールなどで丸岡(福井)を4-1で下し、東海大仰星(大阪)は初出場の長崎総合科学大付に1-0で勝ち、帝京長岡(新潟)とともに初の準々決勝進出。初出場校は全て敗退した。

 準々決勝は5日に行われる。

◇松井 先輩俊輔の前で全得点からむ

 大先輩の目の前で桐光学園が16大会ぶりのベスト8進出を果たした。元日本代表MF中村俊輔(横浜M)の見守る中、攻守の歯車ががっちりかみ合い佐賀商を3-0で圧倒。背番号10を受け継いだMF松井は「効果的にサイドを崩せ、失点もゼロで抑えられた」と満足げな表情を浮かべた。

 前半21分、FW市森が先制すると、前半終了間際にはMF菅本が追加点。後半25分には右サイドを崩し、最後は松井がダメ押し点。松井はチームのかじ取り役として、先制点の起点になるなど、全得点にからむ活躍だった。

 守備ではU-18(18歳以下)日本代表に選ばれたDF諸石が最終ラインを統率。中盤と連動し、切り替えの早い守備で相手に攻撃の形をつくらせなかった。打たれたシュートはたった3本。佐熊監督も「中盤でプレスがかかっていたので(相手の攻撃の)処理ができた」と合格点を与えた。

 試合を支配した文字通りの完勝に観戦した中村も、「後半は形をつくれていたし、自分たちの上を行ってほしい」。自身が出場した1996年度は決勝で涙をのんだだけに、後輩に悲願の初優勝を託した。

 目立ったけが人もおらず、チーム状態も万全。次戦は06年度に準優勝経験がある作陽。松井は「守備をしっかりやりそこから1点でも多く取り、その結果、決勝で勝てればいい」と先を見据えた。

【東京新聞】