高校・クラブユースのチーム紹介ページ▼

【選手権予選】 群馬県は桐生第一に雪辱、前橋育英2年ぶりV

 

 

第91回全国高校サッカー選手権県大会(県サッカー協会など主催、読売新聞社後援)は18日、前橋市敷島町の県立サッカー場で決勝戦が

行われた。3年連続で同じ顔合わせとなった一戦は、前橋育英が2―1で、連覇を狙う桐生第一を下し、2年ぶり17回目の優勝を果たした。前

橋育英は12月30日に東京・国立競技場で開幕する全国大会に出場する。

 

 

前橋育英は21分、MF上田慧が先制点を奪ったが、その4分後に守備のミスから追いつかれた。35分に前線の守備からボールを奪い、M

F広瀬のクロスをFW小口が頭で合わせて勝ち越し、そのまま逃げ切った。

 

 

◇4戦7発「満足してます」

同点に追いつかれて迎えた前半35分、前線からの激しいプレッシャーで味方がボールを奪取するのを見た背番号「20」は、すぐさま相手D

Fの位置を確かめた。「ファーサイドに行けば、ついて来られないはず」。右サイドでボールを持ったMF広瀬慧選手(2年)と目が合った。相手

DF陣を越える絶妙のクロスが上がる。「読み通りだ」。DFの裏を取り、得意の頭で合わせゴールネットを揺らした。だが、大喜びはしなかった。

 

昨年の決勝戦で、同じ相手に延長の末、逆転負けを喫した。1年生ながら延長に入ってピッチに立ったものの「先輩任せで、何もできなかっ

た。ただ時間が過ぎていくだけだった」。その悔しさを忘れていなかっただけに、気を引き締め直した。前線から相手にプレッシャーをかけ続

け、攻撃では常に裏を取る動きで相手DF陣を脅かし続けた。

 

今大会は4試合で7得点。目標とした「1試合1得点」を達成した“点取り屋”は「満足してます」と満面の笑顔を見せ、「全国大会でも1試合1

得点を目指します」と誓った。

 

【決勝】(11月18日)

桐生一 1-2 前橋育英

 

【準決勝】(11月11日)

前橋商 0-1 桐生一

高崎 0-5 前橋育英

 

【準々決勝】(11月4日)

前橋商 1-0 常磐

共愛学園 1-2 桐生一

高崎 3-1 伊勢崎商

高崎商 0-6 前橋育英