さて、決勝の展開だが、昨年の決勝は市立船橋のFW石田(京都サンガ)に流通経済柏のMF小泉(アレビレックス新潟)をマンマークで付け、ロングボール主体の展開で攻めた流通経済柏といつも通りのパスサッカーを展開した市立船橋の戦いは、後半、コーナーキックからゴールした市立船橋が1-0で勝利した。流通経済柏の本田監督がどんな作戦でくるかが注目だ。
市立船橋は準決勝と同じ守備重視の戦い方でくるばずだ。流通経済柏が準決勝の習志野戦と同じハイプレス、ショートカウンターを展開した場合、試合開始から市立船橋のDFとボランチにプレッシャーをかけ、高い位置でボールを奪い、ショートカウンターで1点を先制して前半を終える。しかし、後半途中から市立船橋が長身の選手を入れ、スタミナ切れした流通経済柏にパワープレーを仕掛け、終了間際に同点に追いつき延長戦へ入る。延長では余力を残していた市立船橋ペースで進むも、勝負はPK戦で決着する可能性もある。
過去10年の公式戦対戦成績をまとめてみた。市立船橋の朝岡監督が就任する2010年までは流通経済柏が圧倒していたが、2011年以降は市立船橋が巻き返している。この10年の両校の戦いを見ても、僅差での決着となりそうだ。
2014年 | プレミアリーグイースト後期 | 市立船橋 | 1-1 | 流通経済柏 |
---|---|---|---|---|
プレミアリーグイースト前期 | 2-0 | |||
2013年 | 高校選手権千葉県予選決勝 | 1-0 | ||
高校総体全国決勝 | 4-2 | |||
高校総体千葉県予選決勝 | 3-2 | |||
2012年 | 高校選手権千葉県予選準決勝 | 1-1(PK2-4) | ||
2011年 | 高校選手権千葉県予選決勝 | 1-0 | ||
高校総体千葉県予選決勝 | 2-2(PK5-4) | |||
2010年 | 高校選手権千葉県予選決勝 | 0-1 | ||
高校総体千葉県予選決勝 | 0-2 | |||
全日本ユースラウンド16 | 1-2(延長) | |||
プリンスリーグ関東 | 0-1 | |||
2008年 | 高校総体全国決勝 | 両校優勝 | ||
高校総体千葉県予選決勝 | 2-2(PK3-5) | |||
2007年 | 高校選手権千葉県予選決勝 | 0-1 | ||
高校総体千葉県予選決勝 | 0-2 | |||
プリンスリーグ関東優勝決定戦 | 3-2(延長) | |||
千葉県新人戦 | 0-0(PK3-5) | |||
2006年 | 高校総体千葉県予選決勝 | 0-1 | ||
2005年 | 高校選手権千葉県予選準決勝 | 1-2 | ||
高校総体千葉県予選決勝 | 0-1 |
決勝の展望が分かる良い記事だけど、肝心の何処のスタジアムで開催か記載してたらなお良かった。