高校・クラブユースのチーム紹介ページ▼

清水商業を39年率いた名将大瀧雅良監督の功績

1974年の母校赴任から足掛け39年間指導を続けてきた大瀧雅良監督は高校サッカーを代表する監督だ。高校選手権3回、高校総体4回、高円宮杯全日本ユース(U-18)6回とこれまで13度も全国制覇を成し遂げた高校サッカーの名門・清水商業が3月末をもって消滅し、4月から庵原高校と合併して「清水桜が丘」として新たなスタートを切ることになった。清水桜が丘へ移行した後、大瀧監督がチームを見るかどうかはまだ決まっていない。

<プロフィール>

氏名:大滝雅良(おおたき まさよし)

生年月日: 1951年9月15日

<略歴>

清水商業高校時代に苫米地康文[1]の指導を受ける。3年次には主将を務め、1969年の高校総体準優勝に貢献した[2]。拓殖大学を経て1974年に母校の商業科教師として赴任し、苫米地の後を継いでサッカー部監督に就任した。1985年の高校選手権初優勝を皮切りに、これまで高校選手権優勝3回、高校総体優勝4回、全日本ユース選手権優勝6回に導く等、2012年3月の定年まで同校の監督として後進の指導を行った。

また風間八宏、藤田俊哉、名波浩、川口能活、安永聡太郎、小野伸二、水野晃樹の7名を海外プロリーグへ輩出した事を始め、数多くの教え子達を日本代表やJリーグへと送り出している。

近年は高校生の最大の目標と呼ばれる高校選手権で優勝する事よりも、「26、27歳でピークを迎えた時に評価される選手を育成する」事に重点を置いて指導を行っている。また教え子の風間八宏と共に「清水スペシャルトレーニングセンター」を立ち上げ、若年層の育成にも努めている。