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清水エスパルスユース【チーム紹介:静岡県】

チームの発足

1993年4月に創立したオリジナル10、清水エスパルスの育成組織であるユースとジュニアユースチームを発足。サッカー王国静岡の2種世代は、清水商業、清水東、藤枝東、静岡学園、東海大第一(現在の東海大翔洋)など、全国レベルのチームが多数あり、高校経由でJリーグ入りを目指すことがほとんどであった。しかし近年はジュニアから下部組織から優秀な選手を集めて、ピラミッド式の組織と一貫指導でトップチームで活躍できる選手を育成している。

ユースの歴史

Jユース屈指の育成力

中体連・高体連全盛期の中、4種の清水FCの選手をジュニアユースに入団させるなど、早い段階から強化を始めた。その結果、市川大祐、野澤洋輔、平松康平、太田圭輔などをトップチームに昇格、ユース出身者が早い段階で出場して活躍するサイクルを築き上げた。

2002年クラブユース選手権優勝

高校サッカー全盛期の中で地道に強化した結果は、約10年後に実る結果となる。2002年の第26回日本クラブユース選手権大会ではアット的な強さを発揮し、グループリーグから無失点で初優勝を果たした。後に優勝メンバーの5人GK山本海人、MF杉山浩太、FW阿部文一朗、MF枝村匠馬、FW鈴木真司が昇格する結果となった。

プレミアリーグイースト初年度から降格なしのチーム

2011年度から始まったプレミアイーストでは、初年度から参戦。強豪のJユース、高校世代で毎年選手が大幅に入れ替わる中、一度も降格がないのは、エスパルスユースと青森山田の2校のみであり、毎年安定した戦力を維持していることが言える。

監督・コーチ

大榎克己監督

ユースの躍進。選手の育成に大きく貢献したものが、OBである大榎監督の存在だ。現役引退後、母校早稲田大学の監督に就任し、東京都リーグまで低迷したチームをわずか2年で関東大学リーグ1部に復帰、プリンスリーグ東海2部で低迷していたユース立て直しのためオファーを受け2008年に監督に就任。すぐに1部昇格し、東西の10チームが集まるプレミアリーグイーストでは初年度から参戦し、優勝はできなかったが、石毛や北川などの選手の育成に貢献した。

大榎監督
ユースの再建に大きく貢献した大榎監督

平岡宏明章監督

大榎監督のトップチーム監督就任を受け、当時コーチだった平岡が監督に昇格した。2014年はイースト2位、2015年・2016年は5位、2017年も2位で好成績を残している。ドリブル、パス、運動量を高いレベルを備えた選手が躍動している。立田、伊藤研太 滝裕太、平墳迅の育成に貢献している。

OBの平岡監督
OBの平岡監督がチームを引っ張る

チームについて

個を活かした速いサッカー

年度によって多少変わるが、基本は4バックを基本として4-4-2もしくは4-2-3-1を採用している。センターバックは長身選手と小柄だが、カバーリング能力の高いコンビでバランスを取っている。サイドバックは積極的な攻撃参加の頻度は少ないが、フィジカルの強い選手を配置している。バランチはトップに昇格するスペシャルな選手はいないが、守備意識が高く、プレミアへ降格しないのはこのボランチが安定していることが大きい。前線の選手は静岡の選手らしく、ドリブル、パス、シュートを高いレベルでこなす万能型の選手が多く、トップにも良い選手を輩出している。

アスリート育成プロジェクトによるデュエルの強化

近年のユースの躍進にはこのアスリート育成プロジェクトが大きい。。15年から育成年代の理学療法士(PT)を務める斎藤佳久氏(36)が中心となり、体の土台作りに着手。普段の生活から姿勢を正すことを意識させ、走る時の正しい動作や体のバランスを整えることを徹底させました。練習直後の食事もサポートするなどし、アスリートとして活躍できる必要条件を整えている。試合では球際の局面で当たり負けしないシーンが増え、運動力が落ちる後半終盤でも走り負けない場面も多く見られている。

サッカー部員

スタッフ

平岡宏章監督
橋本真コーチ
加藤 慎一郎ヘッドコーチ
関谷 洋平コーチ
アダウトGKコーチ

所属選手数

1学年11~13人で構成し、2018年所属選手は37人

所属リーグ

Aチームはプレミアイースト、Bチームは中部ユースリーグに所属している。

3種(中学)出身チーム

ジュニアからの一貫した育成体制となっているため、ジュニアユースからの昇格者が8割以上を占めるが、2000年からはセレクションを行い、新たな選手発掘・獲得している。

ユニフォーム

トップと同じユニフォームを着用している。PUMA

生活

練習環境

鈴与三保の人工芝のグラウンドおよび静岡市蛇塚グラウンドで週6回で練習を実施しています。

人工芝の専用グラウンド

寮生活

清水エスパルス聖一色寮でユースの県外出身者などが入寮、この寮にはトップチームの若手選手も生活しており、共同生活により精神的な自立を促すことも目的にしている。

トップチームの選手と同じ寮での生活

トップ昇格者一覧

日本代表としてW杯に出場した市川を筆頭に平松、山本海人、石毛、北川などチームを引っ張る人材を育成している。

1998 野澤洋輔
1999 市川大祐 平松康平 谷川烈 和田雄三
2000 太田圭輔 池田昇平 鈴木浩介 吉崎雄亮
2001 高木純平 村松潤 鈴木隼人 鶴田達也 塩沢達也
2002 浅山郷史 深澤良輔
2003 杉山浩太
2004 山本海人 阿部文一朗
2005 枝村匠馬 鈴木真司
2006 山本真希
2007 長沢駿 佐野克彦
2009 (前田陽平)
2010 鍋田亜人夢
2011 柴原誠 (石原崇兆)
2012 石毛秀樹 犬飼智也 柏瀬暁
2013 加賀美翔
2014 髙木和徹
2015 水谷拓磨 宮本航汰 北川航也 (成田恭輔)
2017 立田悠悟 (藤嵜智貴)
2018 伊藤研太 滝裕太 平墳迅

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