立正大淞南高校(島根県)
島根県松江市を本拠地とする私立・立正大学淞南高等学校(学校法人淞南学園)のサッカー部。全国高校サッカー選手権大会に通算20回出場し、2010年度(第89回)大会では島根県勢初の全国ベスト4に進出した山陰屈指の強豪だ。「黄色い稲妻」の異名を持つトーナメント戦の巧者であり、岡野雅行や松田陸・力の双子兄弟ら30人以上のJリーガーを輩出する育成校でもある。
目次
学校の設立と概要
立正大学淞南高等学校は、1961年に島根県松江市で創立した私立高校で、学校法人淞南学園が運営している。校訓は「心も高く身の健やかに」であり、徳育・知育・部活動を三つの柱に据えた教育を特色とする。
開校当初は淞南高校を名乗っていたが、1970年に松江日本大学高校、1992年に淞南学園高校と校名を変更。2001年に東京都の立正大学の付属校となって現在の校名に改称し、山陰地方で唯一の大学付属校となった。2025年度には単位制・通信制課程を導入し、多様な学び方へ対応する体制へと拡充している。所在地は松江市大庭町。民間の偏差値情報では39前後とされる(非公式)。
校名の変遷がそのままチームの歩みを映しており、サッカー部は淞南学園時代から立正大淞南時代にかけて全国的な強豪へと成長した。現在は島根県の代表格として高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国に参戦するトップチームを中核に、専用の人工芝グラウンドと寮を備える環境整備を進めている。
サッカー部創部の経緯
サッカー部の設立年は、公式チームデータによると学校の開校と同じ1961年とされる。しかし創部後は長く無名の存在で、1980年代までは公立校が島根県の覇権を握っていた。
転機となったのが、1980年代後半に入学した岡野雅行の存在である。当時のサッカー部は部員がわずか2名で指導者も不在という状態だったが、岡野が主将兼監督役として部員の勧誘から練習の構築まで担い、県大会で3位に食い込むまでにチームを成長させた。この「選手が主体となってチームを創る」経験が、現在まで続く「全員が本気でサッカーに向き合う」部風の原点となっている。
1993年に南健司が同校へ赴任すると、1996年度(第75回大会)で全国高校サッカー選手権へ初出場。当時26歳だった南が率いた全国初出場は、島根サッカー界の歴史を塗り替える幕開けとなった。1999年度から2003年度までは選手権5年連続出場で県内の一強時代を確立し、2012年度から2023年度までは12年連続で県大会決勝に進出。1996年度以降は28年間にわたり県大会3位以内を守るなど、四半世紀にわたる圧倒的な安定感が全国常連校への足場となった。
現監督と指導陣
- 野尻豪(のじょうごう)(在籍期間:2023年〜在任中)
23年間にわたりヘッドコーチとして南健司の右腕を務め、2023年に監督へと昇格した。伝統の「中央突破」「高速プレス」「切り替えゼロ秒」のダイナミズムを継承しつつ、ビルドアップの安定性を加えるチームの進化を図っている。
就任後は全国高校サッカー選手権へ2022年度・2023年度と2年連続で出場(2023年度で通算20回目)し、インターハイでも島根予選6連覇を含む6大会連続出場を牽引。2026年にはプリンスリーグ中国で首位争いを演じるなど、育成と成績の両立を進めている。
- 南健司(みなみけんじ)(在籍期間:1993年〜在任中・現総監督)
1993年に同校へ赴任し、1996年度(第75回大会)に26歳で全国初出場を果たして島根サッカー界の歴史を塗り替えた。25年以上にわたる一貫した指導哲学のもと、選手権20回出場と2010年度の島根県勢初ベスト4、インターハイ3位3回(2011年・2012年・2015年)などの実績を築いた。
2013年には日本高校選抜のコーチとしてデュッセルドルフ国際ユース大会優勝を経験。2023年に総監督へ就任して監督職を野尻豪へ引き継いだ後も、30名を超えるプロ選手を輩出してきた育成の総責任者としてチームを支えている。
寮と練習環境
選手寮は学校近くの専用寮「陽光寮」を備え、約90名が寮生活を送る。部屋は2人部屋で、管理栄養士が常駐して食事管理を行うなど、文武両道を支える生活基盤が整えられている。全国から集まった選手が濃密な共同生活を通じて規律とメンタリティを養えることが、「全員が本気でサッカーに向き合う」チーム文化の土台となっている。
練習環境としては、105m×68mのJFA公式戦規格を満たす専用人工芝グラウンド「ドリームフィールド」を保有。公式戦の会場としても運用されており、山陰特有の降雪や雨天でも質の高いトレーニングを継続できる。部室やトレーニングジム、シャワー室、会議室、夜間照明などの設備も備えている。
全国大会などでの成績
全国高校サッカー選手権には通算20回出場し、2010年度(第89回)大会では島根県勢として初めて全国ベスト4に進出した。1回戦で帝京大可児(岐阜)に2-1、2回戦で野洲(滋賀)に3-2、3回戦で新潟西(新潟)に5-1と勝ち上がると、準々決勝では西武台(埼玉)に2-2(PK5-4)で競り勝ち、準決勝では滝川第二(兵庫)に0-0からPK戦6-7で惜敗。国立競技場まであと1勝に迫ったこの快進撃は、「全国の頂点を狙える」というチームの意識改革の起点となった。
2012年度(第91回)と2014年度(第93回)にはいずれもベスト8に進出。2012年度は準々決勝でこの年の優勝校・鵬翔(宮崎)に1-3で敗れ、2014年度は準々決勝で流通経済大柏(千葉)に0-3で敗れた。2018年度(第97回)は岐阜工業(岐阜)に4-0、那覇西(沖縄)に6-1と大量得点で勝ち進み3回戦へ到達。2023年度(第102回)には通算20回目の出場を果たしたが、1回戦で前橋育英(群馬)に1-3で敗れている。
夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)には通算19回出場。2011年・2012年・2015年の3回で全国3位に入る力を見せた。2011年は準決勝で優勝した桐蔭学園(神奈川)に1-2で敗れ、2012年も準決勝でPK戦の末に三浦学苑(神奈川)の前に屈したが、2回戦で東福岡(福岡)を2-1で下した。2015年は準々決勝で米子北(鳥取)との中国地方対決をPK戦の末に制し、準決勝でこの年の優勝校・東福岡に2-5で敗れている。2021年度からは6大会連続で出場を続け、2026年大会の1回戦では大分(大分)に1-1からPK6-7で惜敗した。
ユース年代の全国リーグでは、2011年に高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグWESTへ参加した経験を持つ。プリンスリーグ中国では2014年に優勝を果たし、2012年・2015年・2018年には2位に入るなど上位入賞を重ねてきた。また2010年には全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会に中国地区第3代表として初出場し、グループステージを突破。決勝トーナメント1回戦で清水エスパルスユースに1-4と敗れたが、全国規模の大会で存在感を示した。2026年もプリンスリーグ中国で首位・岡山学芸館に続く2位につけ、プレミアリーグ復帰を目指している。
大会別成績
全国高校サッカー選手権大会(島根県大会を含む)
| 年度 | 高校名(チーム名) | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1996年度 | 淞南学園 | 全国高校サッカー選手権大会(1回目) | 2回戦敗退(詳細記録なし) | 優勝・市立船橋(千葉) |
| 1997年度 | 淞南学園 | 全国高校サッカー選手権大会(島根県大会) | 県大会敗退(詳細記録なし) | 島根代表は大社/優勝・東福岡(福岡) |
| 1998年度 | 淞南学園 | 全国高校サッカー選手権大会(島根県大会) | 県大会敗退(詳細記録なし) | 島根代表は益田/優勝・東福岡(福岡) |
| 1999年度 | 淞南学園 | 全国高校サッカー選手権大会(2回目) | 2回戦敗退(詳細記録なし) | 優勝・市立船橋(千葉) |
| 2000年度 | 淞南学園 | 全国高校サッカー選手権大会(3回目) | 1回戦敗退(詳細記録なし) | 優勝・国見(長崎) |
| 2001年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(4回目) | 1回戦敗退(詳細記録なし) | 優勝・国見(長崎) |
| 2002年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(5回目) | 1回戦敗退(詳細記録なし) | 優勝・市立船橋(千葉) |
| 2003年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(6回目) | 3回戦敗退(詳細記録なし) | 優勝・国見(長崎) |
| 2004年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(島根県大会) | 県大会敗退(詳細記録なし) | 島根代表は益田/優勝・鹿児島実(鹿児島) |
| 2005年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(7回目) | 3回戦敗退(詳細記録なし) | 優勝・野洲(滋賀) |
| 2006年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(8回目) | 1回戦敗退(PK戦) | 優勝・盛岡商(岩手) |
| 2007年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(島根県大会) | 県大会敗退(詳細記録なし) | 島根代表は江の川/優勝・流通経済大柏(千葉) |
| 2008年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(9回目) | 2回戦敗退(詳細記録なし) | 優勝・広島皆実(広島) |
| 2009年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(10回目) | 1回戦敗退(詳細記録なし) | 優勝・山梨学院(山梨) |
| 2010年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(11回目) | ベスト4:1回戦○2-1帝京大可児/2回戦○3-2野洲/3回戦○5-1新潟西/準々決勝△2-2(PK5-4)西武台/準決勝△0-0(PK6-7)滝川第二 | 島根県勢初の全国4強/優勝・滝川第二(兵庫) |
| 2011年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(島根県大会) | 県大会敗退(詳細記録なし) | 島根代表は大社/優勝・市立船橋(千葉) |
| 2012年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(12回目) | ベスト8:2回戦○7-1八千代/3回戦△1-1(PK3-0)旭川実/準々決勝●1-3鵬翔 | 優勝校は鵬翔(宮崎) |
| 2013年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(13回目) | 1回戦敗退(0-1水戸啓明) | 優勝・富山第一(富山) |
| 2014年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(14回目) | ベスト8:2回戦○2-1丸岡/3回戦○2-0尚志/準々決勝●0-3流通経済大柏 | 優勝・星稜(石川) |
| 2015年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(島根県大会) | 県大会敗退(詳細記録なし) | 島根代表は大社/優勝・東福岡(福岡) |
| 2016年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(15回目) | 1回戦敗退(1-2正智深谷) | 優勝・青森山田(青森) |
| 2017年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(16回目) | 1回戦敗退(0-2日本文理) | 優勝・前橋育英(群馬) |
| 2018年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(17回目) | 3回戦敗退:1回戦○4-0岐阜工業/2回戦○6-1那覇西/3回戦●0-1矢板中央 | 優勝・青森山田(青森) |
| 2019年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(18回目) | 1回戦敗退(2-2 PK3-4 富山第一) | 優勝・静岡学園(静岡) |
| 2020年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(島根県大会) | 県大会決勝敗退(2-2 PK3-5 大社) | 島根代表は大社/優勝・山梨学院(山梨) |
| 2021年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(島根県大会) | 県大会敗退(詳細記録なし) | 島根代表は大社/優勝・青森山田(青森) |
| 2022年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(19回目) | 1回戦敗退(1-2日本文理) | 優勝・岡山学芸館(岡山) |
| 2023年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(20回目) | 1回戦敗退(1-3前橋育英) | 優勝・青森山田(青森) |
| 2024年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(島根県大会) | 県大会敗退:準々決勝○6-1開星/準決勝△1-1(PK4-5)益田東 | 島根代表は明誠/優勝・前橋育英(群馬) |
| 2025年度 | 立正大淞南 | 全国高校サッカー選手権大会(島根県大会) | 県大会敗退:準々決勝●0-1(延長)大社 | 島根代表は大社/優勝・神村学園(鹿児島) |
全国高等学校総合体育大会(インターハイ)
| 年度 | 高校名(チーム名) | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1999年度 | 淞南学園 | 全国高校総体(インターハイ)(1回目) | 1回戦敗退(1-2逗葉) | 初出場 |
| 2004年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ)(2回目) | 2回戦敗退(2-2 PK10-11 草津東) | 1回戦はシード |
| 2008年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ)(3回目) | 2回戦敗退:1回戦△2-2(PK4-2)国士館/2回戦●0-1流通経済大柏 | この年の優勝は流通経済大柏・市立船橋の両校優勝(決勝中止) |
| 2009年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ)(4回目) | 3回戦敗退:1回戦○4-2新潟西/2回戦○2-1宮城県工/3回戦●2-2(PK2-4)大津 | 優勝・前橋育英(群馬) |
| 2010年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ)(5回目) | ベスト8:1回戦○4-2草津東/2回戦○4-0伊勢崎商/3回戦○2-0香川西/準々決勝●2-3市立船橋 | 優勝・市立船橋(千葉) |
| 2011年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ)(6回目) | 3位:2回戦○3-1丸岡/3回戦△2-2(PK10-9)山梨学院/準々決勝○3-2尚志/準決勝●1-2桐蔭学園 | 優勝・桐蔭学園(神奈川) |
| 2012年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ)(7回目) | 3位:2回戦○2-1東福岡/3回戦○3-1帝京三/準々決勝○1-0羽黒/準決勝△1-1(PK4-5)三浦学苑 | 優勝・三浦学苑(神奈川) |
| 2013年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ)(8回目) | 2回戦○2-1三重/3回戦●0-0(PK5-6)真岡 | 優勝・市立船橋(千葉) |
| 2014年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ)(9回目) | 2回戦敗退:1回戦○2-1海星/2回戦●2-2(PK4-5)大津 | 優勝・東福岡(福岡) |
| 2015年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ)(10回目) | 3位:1回戦△1-1(PK4-3)東北/2回戦○2-0鹿児島実/3回戦△1-1(PK4-2)草津東/準々決勝△0-0(PK4-2)米子北/準決勝●2-5東福岡 | 優勝・東福岡(福岡) |
| 2016年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ)(11回目) | 2回戦敗退(2-4青森山田) | 1回戦はシード/優勝・市立船橋(千葉) |
| 2017年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ)(12回目) | 2回戦敗退:1回戦○1-0名経大高蔵/2回戦●2-2(PK4-5)市立長野 | 優勝・流通経済大柏(千葉) |
| 2018年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ)(13回目) | 3回戦敗退:1回戦○2-1徳島市立/2回戦○1-0関大北陽/3回戦●0-2東山 | 優勝・山梨学院(山梨) |
| 2019年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ)(島根県大会) | 県大会敗退(詳細記録なし) | 島根代表は大社/優勝・桐光学園(神奈川) |
| 2020年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ) | 大会中止 | 新型コロナウイルスの影響(出場回数には含めず) |
| 2021年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ)(14回目) | 2回戦敗退:1回戦○2-1中京大中京/2回戦●1-2徳島市立 | 優勝・青森山田(青森) |
| 2022年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ)(15回目) | 2回戦敗退(2-2 PK2-3 聖和学園) | 1回戦はシード/優勝・前橋育英(群馬) |
| 2023年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ)(16回目) | 1回戦敗退(2-3東山) | 優勝・明秀日立(茨城) |
| 2024年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ)(17回目) | 1回戦敗退(1-6帝京大可児) | 優勝・昌平(埼玉) |
| 2025年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ)(18回目) | 2回戦敗退:1回戦○4-2奈良育英/2回戦●0-3阪南大 | 優勝・神村学園(鹿児島) |
| 2026年度 | 立正大淞南 | 全国高校総体(インターハイ)(19回目) | 1回戦敗退(1-1 PK6-7 大分) | 優勝・静岡学園(静岡) |
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国など(ユース年代の全国リーグ)
| 年度 | 高校名(チーム名) | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2010年度 | 立正大淞南 | JFAプリンスリーグU-18中国 | 1部3位 | 優勝・サンフレッチェ広島ユース/全日本ユース出場権を獲得 |
| 2011年度 | 立正大淞南 | 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグWEST | 10位(降格) | 全国最高峰リーグの初年度シーズンに参加 |
| 2012年度 | 立正大淞南 | 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国 | 1部2位 | 優勝・広島皆実(広島) |
| 2013年度 | 立正大淞南 | 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国 | 3位 | 優勝・瀬戸内(広島)/フェアプレー賞受賞 |
| 2014年度 | 立正大淞南 | 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国 | 優勝 | チームとしてリーグ初優勝 |
| 2015年度 | 立正大淞南 | 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国 | 2位 | 優勝・米子北(鳥取) |
| 2016年度 | 立正大淞南 | 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国 | 6位 | 優勝・米子北(鳥取) |
| 2017年度 | 立正大淞南 | 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国 | 4位 | 優勝・広島皆実(広島) |
| 2018年度 | 立正大淞南 | 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国 | 2位 | 優勝・作陽(岡山) |
| 2019年度 | 立正大淞南 | 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国 | 4位 | 優勝・岡山学芸館(岡山) |
| 2020年度 | 立正大淞南 | 高円宮杯 JFA U-18サッカースーパープリンスリーグ中国 | 11位(全試合未消化の特例順位) | 優勝・サンフレッチェ広島ユース |
| 2021年度 | 立正大淞南 | 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国 | 6位 | 優勝・米子北(鳥取) |
| 2022年度 | 立正大淞南 | 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国 | 3位 | 優勝・米子北(鳥取) |
| 2023年度 | 立正大淞南 | 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国 | 6位 | 優勝・ファジアーノ岡山U-18 |
| 2024年度 | 立正大淞南 | 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国 | 3位 | 優勝・岡山学芸館(岡山) |
| 2025年度 | 立正大淞南 | 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国 | 6位 | 優勝・米子北(鳥取) |
| 2026年度 | 立正大淞南 | 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国 | シーズン中(9月23日時点で2位・勝点28) | 優勝は未確定(首位・岡山学芸館) |
高円宮杯リーグには2010年以降、プレミアリーグWESTに参加した2011年を除き16シーズン連続で参戦している。
高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会
| 年度 | 高校名(チーム名) | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2010年度 | 立正大淞南 | 全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会(1回目) | ベスト16(決勝トーナメント1回戦●1-4清水エスパルスユース) | 中国地区第3代表として初出場/優勝・サンフレッチェ広島ユース |
強化の成果と育成実績
「中央突破」「高速プレス」「切り替えゼロ秒」を戦術の三本柱とする独自のスタイルに加え、育成面でも特徴的な取り組みを持つ。中学3年生の9月から高校の練習に合流させる独自システムにより、実質的な強化期間を約3年半へと引き延ばした。全国から集まった選手が寮で濃密な共同生活を送りながら、全国有数の練習強度のもとで個を磨く環境が、無名時代からの「原石」育成の土台となっている。
2025年には学校法人淞南学園とJ1ヴィッセル神戸が連携協定を締結。法人が運営するU-15クラブが「ヴィッセル神有U-15」として発足し、高体連の強豪校を運営する法人にJクラブの育成メソッドを直接導入する国内でも例のない取り組みとして注目を集めた。2026年には女子サッカー部も創部し、組織としての裾野を広げている。
選手獲得の面では、関西の強豪ジュニアユースとのつながりを活かした幅広いスカウト活動が強みで、近年は韓国からの留学生を受け入れるなど国際化も進めている。こうした強化の結果、プロ選手の輩出数は30名を超え、岡野雅行をはじめ柳楽智和、金園英学、高橋壮也ら代表経験者、松田陸・松田力の双子兄弟など多数のJリーガーを送り出してきた。
公式戦でも結果を残しており、インターハイ島根予選では2021年度から6連覇を達成(2026年6月の決勝は開星に3-0)。県内では圧倒的な安定感を維持したまま、全国で上位進出を続ける「育成と結果の両立」を実現している。
部員数とカテゴリー構成
部員数は131名(3年生43名、2年生46名、1年生42名)。トップから下部まで複数カテゴリーを擁する大所帯で、各年代がそれぞれリーグ戦に参加している。
カテゴリー構成・活動実態:
- トップチーム(Aチーム):高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ中国に参戦
- セカンドチーム(Bチーム):島根県リーグ1部に参戦
- サードチーム(Cチーム):島根県リーグ2部に参戦
各カテゴリーに専任スタッフが帯同し、公式戦の出場機会を確保。U-16年代は中国ルーキーリーグ(LIGA NOVA U-16)に参戦し、下部年代からトップチームへつなぐ選手育成の流れをつくっている。練習は月曜から金曜の14時30分から17時を基本とし、土日祝日は各カテゴリーの活動内容に応じて実施している。
ユニフォーム
ユニフォームはシャツ・ショーツ・ソックスのすべてが黄色のフルセットが基本で、「黄色い稲妻」「黄色の戦士」といった異名や応援の由来となっている。セカンドユニフォームは白、GKユニフォームは緑を基本に、サブとして青を用意している。
主なプロ選手一覧
- 1990年度卒:岡野雅行(立正大淞南高校 → 浦和レッドダイヤモンズ)※元日本代表
- 2002年度卒:神山竜一(立正大淞南高校 → アビスパ福岡)※U-19日本代表候補
- 2003年度卒:柳楽智和(立正大淞南高校 → FC東京)※U-20日本代表
- 2004年度卒:田中康啓(立正大淞南高校 → 京都サンガFC)
- 2005年度卒:平野甲斐(立正大淞南高校 → セレッソ大阪)
- 2006年度卒:金園英学(立正大淞南高校 → ジュビロ磐田)※日本代表候補
- 2009年度卒:松田陸(立正大淞南高校 → びわこ成蹊スポーツ大学 → FC東京 → セレッソ大阪 → ヴァンフォーレ甲府 → ガンバ大阪 → ヴィッセル神戸)
- 2009年度卒:松田力(立正大淞南高校 → びわこ成蹊スポーツ大学 → 大分トリニータ → 名古屋グランパス → ジェフユナイテッド千葉 → アビスパ福岡 → ヴァンフォーレ甲府 → セレッソ大阪 → 愛媛FC → カターレ富山)
- 2010年度卒:加藤大樹(立正大淞南高校 → モンテディオ山形 → ツエーゲン金沢)※U-18日本代表候補
- 2011年度卒:稲葉修土(立正大淞南高校 → 鹿児島ユナイテッドFC)
- 2012年度卒:甲斐健太郎(立正大淞南高校 → FC岐阜)
- 2013年度卒:高橋壮也(立正大淞南高校 → サンフレッチェ広島)※U-18・U-22日本代表
- 2015年度卒:饗庭瑞生(立正大淞南高校 → 福岡大学 → ブラウブリッツ秋田 → ヴィアティン三重)※現所属(2026年時点)
- 2016年度卒:井上直輝(立正大淞南高校 → カターレ富山)
- 2016年度卒:林尚輝(立正大淞南高校 → 大阪体育大学 → 鹿島アントラーズ → 東京ヴェルディ)
- 2016年度卒:井上健太(立正大淞南高校 → 大分トリニータ → 横浜F・マリノス → 清水エスパルス)
- 2018年度卒:梅木翼(立正大淞南高校 → ベガルタ仙台)※現所属(2026年時点)
- 2018年度卒:鶴野怜樹(立正大淞南高校 → アビスパ福岡)※U-22日本代表候補。現所属(2026年時点)
- 2019年度卒:山田真夏斗(立正大淞南高校 → 松本山雅FC)※現所属は未確認
- 2020年度卒:古山謙吾(立正大淞南高校 → セレッソ大阪 → FC今治)※現所属(2026年時点)
- 2021年度卒:長野大河(立正大淞南高校 → FC大阪)※GK。現所属(2026年時点)
- 2022年度卒:坂井悠飛(立正大淞南高校 → 大学等未確認(全日本大学選抜に選出) → アビスパ福岡(2027年加入内定))
- 2022年度卒:イゴル・ヤン(立正大淞南高校 → FC大阪)※現所属(2026年時点)























