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【サカスタ018】GK古島圭人(帝京)

存在感抜群、技術と強いメンタリティを持ち合わせGK

 

 今回のサカスタは帝京高校のGK古島圭人選手だ。確かなゴールキーピング技術とクロスボールへの強さとキックの種類の多さ、そして明るいキャラクターを持った今年屈指のGKだ。

 今年の関東大会東京都予選は無失点で準優勝、高校総体東京予選の準決勝でも成立学園の攻撃をディフェンス陣の踏ん張りもあり、無失点に抑えたが、残念ながらPK戦で敗れ、総体出場を逃してしまったが、その存在感は際立っていた。

 父親は、ベルマーレ平塚で活躍したGKの古島清人氏だ。もし、GKでプロ入りになれば日本では初、世界でもピーターシュマイケル以来の親子でのGKプロ選手となる。本人も中学時代は古島氏と同じベルマーレの下部組織に所属し、ナショナルトレセンにも選ばれた。

 大きな特徴は、カウンターの起点とキックの種類とスローインだ。パントキックと今では珍しくなったドロップキックを前方とサイドの距離で正確に使い分け、スローインもハーフラインを越えて強肩の持ち主だ。

 ハイボールも落ち着いて処理し、前へ飛び出すタイミング、バウンドボールの処理も落ち着いている。PKでは、関東大会東京都予選決勝では2本止めたが、敗戦。高校総体でも準々決勝の東海大高輪台でもPKストップするなど、読みと反応も早い。

 そして明るいキャラクターにも注目だ。冷静だが、時折笑顔を見せ、主審の判定に対し、本田圭祐のように両手を広げ、観客を楽しくするスター性も持ち合わせている。残念ながら高校総体出場はならなかったが、本人にとって最後の選手権で全国でその雄姿を見せて欲しいところだ。

 

 

成立学園とのPK戦では惜しくも敗れたが、GKとしての能力は高い。

チーム名 帝京
ポジション GK
背番号 12
サイズ 183cm 71kg
学年 3年
前所属 湘南ベルマーレジュニアユース
代表歴  ナショナルトレセン