横浜Fマリノスは、興國高校サッカー部所属の北谷史孝選手が、2014年シーズンより横浜F・マリノスに加入することが内定したと発表した。
会見にはマリノスの石井肇スカウト担当部長、草島葉子校長らが出席。石井部長は「一番の特徴は高いフィジカル。マリノスのチームコンセプトでもある積極的な守備も高く評価している」と話し、プロとしての活躍に期待感を示した。
北谷選手は泉佐野市出身で、身長1メートル81、体重68キロ。同高には一般入試で入学したが、相手ボールを奪う能力の高さでDFとして頭角を現し、2年生の冬から主将となった。
内野智章監督によると、遠征先のスペインで「確実にプロになれる」と絶賛され、今年はU―18(18歳以下)の日本代表にも選ばれた。
会見で北谷選手は「興国高で磨いた足元の技術とインターセプトが自分の特徴」とアピール。マリノスの中沢佑二選手が目標といい、「小さい頃からテレビの中の選手。感動です」と、一緒にプレーするのが待ちきれない様子だった。
この日は仮契約書にサイン。同席したマリノスの石井肇・スカウト担当部長は「伝統的に守備中心のチーム。必ずや将来を背負う選手になってくれると思う」と期待を寄せた。
北谷は憧れの選手にマリノスに所属する同じDFの中沢佑二を挙げ、「(同じチームに入れて)感動している。一日でも早く試合に出場できるように頑張りたい」と声を弾ませた。
北谷は兄の影響で小学1年からサッカーに親しみ、新池中時代にはガンバ大阪のジュニアユースに所属。181センチとセンターバックとしては高さはないが、自慢のフィジカルとインターセプトを武器に、同高では主将としてチームをまとめた。2013年U-18日本代表候補。
◆ポジション: DF
◆出身/生年月日: 大阪府/1995年8月18日
◆身長/体重/血液型: 180cm/70㎏/O型
◆経歴:泉佐野市立中央小学校(サザンウェイブ泉州FC) - 泉佐野市立新池中学校(ガンバ大阪ジュニアユース/サザンウェイブ泉州FC) - 興國高校
◆主な代表歴: 2013年U-18日本代表
◆本人からのコメント
「幼いころからの夢であったプロサッカー選手になれることを、とても嬉しく思っています。
横浜F・マリノスは歴史あるチームであり、常に日本代表選手を輩出している強豪チームでもあります。私もその伝統あるチームの名に恥じないような活躍ができるように、一生懸命努力を積み重ねていきたいと思います。
また、少しでも早くファン・サポーターの皆さんに覚えていただけるような選手になれるように、そして、一日でも早く試合に出場できるように頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。
最後になりましたが、ここまで僕を支えてくれた家族、チームメイト、学校関係者の方々に感謝し、恩返しができるようにこれからを大事に、プロサッカー選手としてサッカーと向き合っていきたいと思います。」