旭川実が北海道勢として14大会ぶりの8強を逃した。0-1の後半30分にエースFW山本の今大会初ゴールで追いつき、3試合連続のPK戦に突入。1人目のMF田中から3人連続で失敗し、PK戦3連勝はならなかった。それでも2回戦で八千代(千葉)相手に7発と爆発した立正大淞南攻撃陣を1点に抑えるなど、プレミアリーグで鍛えた守備の堅さは見せた。DF石井は「自分たちの力は出し切った。悔いはない」と笑顔だった。
北海道予選から続けてきた無失点記録もついにこの試合で途切れた。ディフェンスラインが上がったところを立正大淞南のダイレクトスルーパスから抜け出され、ゴール右隅に流し込まれた。1回戦で優勝候補の大津をPKで破り、2回戦も選手権常連の米子北を同じくPKで破った。
来期はプレミアから降格して、プリンスリーグ北海道で戦う。