サッカーJFLのブラウブリッツ秋田が21日、県庁で会見し、18歳以下のユースチームを来年の初めに発足させると発表した。トップチームへの昇格をめざし、レギュラーとして活躍できる人材を育成する。
ブラウブリッツ秋田にはこれまで、中学生向けのジュニアユースチーム(54人)と小学生向けスクール(170人)はあったが、その上の世代の受け皿がなかった。このため、有望な県内の中学生選手たちが、強豪として知られる青森山田高校など県外に流出してしまっていたという。
岩瀬浩介社長によると、ブラウブリッツの23選手のうち、県内出身者は4人のみ。岩瀬社長は「育成年代を強化し、将来的には全選手が県内出身のクラブチームになれば、地域の活性化にもつながる」と話した。
7月下旬、中学3年生を対象に秋田市八橋運動公園球技場などで選考会を開き、15~20人を採用する。