第94回高校サッカー選手権3回戦矢板中央vs富山一は一昨年優勝の富山一が今大会のダークホース矢板中央に後半アディショナルタイムに逆転し、ベスト8進出を決めた。
開始早々からやや矢板中央が押し気味の展開。左サイドからのセットプレー、ロングスローで富山一に圧力をかけるが富山一がも身体を張ったディフェンスで対抗する。
しかし、 前半15分矢板中央先制!右コーナーから5番真下が混戦の中から頭で合わせて1-0とリードする。
その後も矢板中央はDF真下のロングスローで決して大きくない富山一DF陣にプレッシャーをかける。
高校サッカー選手権3回戦 矢板中央vs富山一 前半終了1-0。矢板中央DF真下のロングスロー、これでも味方に合わせるため、本気で投げていない。 pic.twitter.com/GhMfnQrK4i
— サカスタU-18 (@u18soccer) 2016, 1月 3
前半の終盤あたりから富山一も相手の長身DFと競り合わないために低いクロスを入れるが、矢板中央矢板中央DFの森キョーワンに低いクロスもカットされるなど苦しい展開で前半を折り返した。
しかし、後半から速いプレスとショートカウンターで猛攻を仕掛ける富山一が同点に追いつく。左サイドからのクロスが矢板中央DFの頭に当たりゴール正面に転がったボールを8番賀田が蹴り込み1-1とした。
富山一がセカンドをしっかり拾い、ボランチの6番から両サイドからのドリブルでチャンスを作る。矢板中央は自分たちのペースが握れない状況が続く。
後半30分経過1-1。矢板中央が盛り返す。空中戦で優位に立て攻め込めるが、富山一も最後は身体を張ってやらせない。
後半38分経過1-1。富山一はPK戦に備えGKを交代、優勝した2年前の準決勝四日市中央工業戦の再現となるか。
しかし、交代直後の後半アディショナルタイム、右サイド縦パスから抜け出した9番坂本のクロスを11番柴田が見事な左足ボレーで合わせて逆転、劇的勝利で2大会ぶりのベスト8進出を決めた。