【プリンスリーグ2013関東1部】後半戦の展望

プリンスリーグ関東1部は前半の9節が終了、8月24日より後半戦が始まる。ここでは後半戦の展望を書いてみた。

柏レイソルU18を中心とした優勝争い

 関東1部は全体的にレベルが高く、チーム間に大きな差がない。勝ち点差から、首位の柏レイソルU18(以下柏)から大宮アルティージャーユース(以下大宮)の5チームにチャンスがあると予想する。優勝に一番近いのは柏だ。DF中谷と中山の両CBは対人に強く、ビルドアップが得意で既にトップチームへの2種登録されている。展開力のあるボランチのMF手塚、チャンスメーカーと得点力を兼ね備える宮澤、FW大島と基本技術と戦術に優れたタレントが揃っている。また、FW白川やDF熊川の1年生も台頭しており、チーム力を上げてくることは間違いなさそうだ。プリンスリーグ、クラブユースでは、マリノスユースに大敗。天皇杯予選も終了し、照準はプリンスの優勝に専念できるのはプラスに働きそうだ。

 前橋育英は、高校総体では1回戦、米子北にまさかのPK負け、優勝候補の早期敗退は驚きを与える結果となった。しかし、リーグ戦では、3バックと4バックを使いこなし、柏以外には負けなしの強さを見せている。U17日本代表を4人擁し、タレントが揃っている。長身でフィードもできるU17代表のDF渡邊良太郎(3年)、同じく長身ながら左サイドを鋭いドリブルでの突破を得意する田邉(3年)、右サイドもヴェルディの下部組織出身の池田、U17代表の絶対的ゲームメーカーの鈴木徳真(2年)、アンカーとして潰し役の佐藤(3年)、FWもセンターは強引なドリブルと思い切りの良いシュートが魅力の小口(3年)、柏U15出身のスピードスター廣瀬(3年)、U17代表の上田(2年)の3トップでゴールを量産する。後半戦でも手堅い試合運びができれば、プレミア参戦の可能性は十分に期待できる。

 市立船橋は、高校総体では決勝で、ライバルの流通経済柏を破り、最多8度目の優勝を決めた。GKはU18日本代表候補の志村(2年)、CBは日本高校選抜に2年連続で選ばれた磐瀬(3年)とカバーリングに優れた柴戸(3年)、184cmの大型左SB山之内、タメが作れるトップしたの成田(3年)、そして絶対的エースのFW石田(3年)と各ポジションにタレントを揃えている。そして、近年は最終ラインからパスを丁寧につなげるポゼッションサッカーを展開。しかし、機を見れば、磐瀬や柴戸からのロングフィードで一気を最終ラインを崩すパターンもあり、そのバリエーションは豊富だ。総体決勝では、磐瀬とMF藤井が出場停止だが、代わりの選手が十分にカバー、3バックの0トップで少ないチャンスを活かし優勝。選手層が厚くなった。プレミアを狙うなら、今年はチャンスだ。

 クラブ選手権に優勝した横浜FMユース(以下、横浜FM)には勢いが感じられる。春先は最終ラインからのビルドアップができず、カウンターを受け大量失点する不安定な場面が多かったが、守備は大きく安定。中でもGKの田口が抜群の安定感を誇っている。DF尾身の攻撃参加と福田のSBは攻撃参加が得意、MF早坂はパスと守備の安定感が持ち味、クラブユースで大活躍のMF新里、スピードのあるFWの武、深澤と攻撃力はNO1だ。守備が安定すれば、巻き返しは十分可能だ。

 大宮アルティージャーユースはDF高山のビルドアップ能力、MF大山の怪我からの復帰、有望な1年生が上手く噛み合えば、3位以内に入る可能性は十分ある。

最終節まで持ち込む降格争い

 降格争いはプレミア参入戦の結果次第でチーム数が変わるが、力に差がないため、最終節まで持ち込む可能性がある。現在最下位の八千代だが、課題は守備となる。前線からのプレッシャーが甘く、MF、DFの寄せも遅く、市立船橋戦では4失点を喫した。守備の立て直し次第では残留の可能性もある。同じことは浦和ユースにも言える。ポゼッション重視のコンビネーションサッカーは大変魅力的だが、守備のビルドアップミスからピンチを招き、失点を喫している。山梨学院はやはり3試合不戦敗扱いは痛いが、運より他のチームが勝ち点を伸ばせていなかったため、リーグ開幕当時の勢いでいけば残留の可能性は十分ある。FC東京U18は、セットプレーの守備と、個人頼みの攻撃からの改善で、結果は大きく変わるはずだ。横浜FCは守備と攻撃のバランスがいい。有望な1年生が今以上に融合すれば、残留と来年以降プレミアも目指せるはずだ。

■前半戦、戦績と順位表

チーム名 レイソル 前橋育英 市立船橋 F・マリノス アルディージャ FC東京 横浜FC レッズ 山梨学院大 八千代 勝点 得点 失点 得失
点差
順位
柏レイソルU-18
2 ○ 1
1 ○ 0
3 ● 6
2 ○ 0
3 ○ 2
3 ○ 0
3 ○ 0
6 ○ 4
1 △ 1
22 24 14 +10 1
前橋育英高校
1 ● 2
1 △ 1
4 ○ 0
2 ○ 1
3 ○ 1
1 △ 1
1 △ 1
3 ○ 0
5 ○ 2
18 21 9 +12 2
市立船橋高校
0 ● 1
1 △ 1
5 ○ 1
1 △ 1
5 ○ 0
2 △ 2
3 ○ 0
1 ● 2
4 ○ 1
15 22 9 +13 3
横浜F・マリノスユース
6 ○ 3
0 ● 4
1 ● 5
4 ○ 1
2 ● 3
1 △ 1
3 ○ 0
3 ○ 0
2 △ 2
14 22 19 +3 4
大宮アルディージャユース
0 ● 2
1 ● 2
1 △ 1
1 ● 4
2 ○ 1
1 △ 1
1 ○ 0
3 ○ 0
2 ○ 0
14 12 11 +1 5
FC東京U-18
2 ● 3
1 ● 3
0 ● 5
3 ○ 2
1 ● 2
3 ○ 2
2 ○ 1
1 ● 5
4 ○ 1
12 17 24 -7 6
横浜FCユース
0 ● 3
1 △ 1
2 △ 2
1 △ 1
1 △ 1
2 ● 3
1 ● 3
2 △ 2
3 ○ 1
8 13 17 -4 7
浦和レッズユース
0 ● 3
1 △ 1
0 ● 3
0 ● 3
0 ● 1
1 ● 2
3 ○ 1
2 △ 2
3 ○ 0
8 10 16 -6 8
山梨学院大学附属高校
4 ● 6
0 ● 3
2 ○ 1
0 ● 3
0 ● 3
5 ○ 1
2 △ 2
2 △ 2
2 ● 3
5 17 24 -7 9
八千代高校
1 △ 1
2 ● 5
1 ● 4
2 △ 2
0 ● 2
1 ● 4
1 ● 3
0 ● 3
3 ○ 2
5 11 26 -15 10

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