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【静岡ユース】2013SBSカップ国際ユースサッカー第2戦 U-18ウルグアイ代表に勝利

サカスタニュース

静岡ユース(6) 1(0―0 1―0)0 U―18ウルグアイ代表(0)
▽得点者【静】梅村(中野)

 【評】足元の技術で勝る静岡が終盤に決勝点を奪った。
 ウルグアイの体格差を生かした力強い攻めに手を焼き、セットプレーなどから決定機をつくられた。しかし、守備陣が体を張って死守し、巧みな足技と連係プレーで対抗。細かいパスワークで徐々に主導権を握った。
 相手の体力が落ちた後半残り9分、梅村が中央から右隅に蹴り込んで先制。終盤のピンチにも集中力を切らさずに耐え、逃げ切った。

後半修正、中盤が機能
 2011年山口国体優勝時から中心選手として活躍する梅村が静岡ユースに勝利を呼び込んだ。後半31分、ゴール前でボールを受けると迷わず右足を振り抜いた。「相手の体重移動を見て逆を突いた」。守備陣の動きを読み切った華麗なゴールにスタンドが沸いた。
 初戦と打って変わって軽快な動きを見せるウルグアイに苦しんだ。リズムをつかめずに前半が終了。「くさびの縦パスを入れたい」。選手同士で改善策を話し合い、梅村がボランチからトップ下にポジションを上げた。
 梅村を軸に中盤が機能し始めた後半は、最終ラインも体を張ってウルグアイの猛攻に耐えた。その結果生まれた決勝弾。真っ先に仲間の待つベンチに駆け付けたヒーローを中心に、歓喜の輪が広がった。
 だが試合終了間際、梅村が不用意に相手の背後からスライディングし、2回目の警告で退場。優勝を懸けた日本との最終戦に出場できなくなった。団結力で白星を重ねた静岡。「梅村のために勝つ雰囲気がある」(廿日岩監督)。無念の背番号10の分も格上の日本代表に一泡吹かせるつもりだ。

初戦より良い試合
 ウルグアイのコイト・ファビアン監督の話 (初戦の)日本戦よりは良い試合ができた。攻撃的な形が狙い通りできていたので、結果が出ていれば…。静岡は連戦の疲れも見えたが、ボールの使い方がうまく、素晴らしいプレーをしている。6番(手塚)、10番(梅村)、11番(中野)が印象に残った。

【静岡新聞】