川崎フロンターレU-18(神奈川県)
目次
学校・クラブ発足とサッカー部の歴史
クラブ・ユースの設立について
川崎フロンターレU-18は、1955年に創部された富士通サッカー部を前身とし、1997年に誕生したJリーグクラブ「川崎フロンターレ」の第2種(高校生年代)育成組織です。神奈川県川崎市をホームタウンとし、トップチーム直結のアカデミー最上位カテゴリーとして活動しています。クラブ全体の育成方針である「FOOTBALL TOGETHER」の理念のもと、サッカーの技術向上のみならず、豊かな人間性と自律心を兼ね備えた人材の育成をミッションに掲げています。
設立当初より地域に根ざした育成を重視し、川崎市内および近郊の有望な育成年代を受け入れてきました。2023年春には、最新鋭の人工芝ピッチやクラブハウス、トレーニングジム、温浴施設を備えた一大活動拠点「Anker フロンタウン生田」が川崎市多摩区にオープン。プロ基準の充実したハードウェアと、トップチームと完全に連動した指導体制が確立され、日本屈指のアカデミー環境を誇っています。
創部・設立の経緯
川崎フロンターレのアカデミー組織は、1997年のクラブ法人化および1999年のJ2参戦、2000年のJ1初昇格というクラブの歩みとともに本格的に整備されていきました。U-18チームは発足当初、神奈川県内の強豪高校や既存の有力Jユースの後塵を拝する時期が続きましたが、安部一雄氏や今野章氏、長橋康弘氏ら歴代の熱心な指導陣のもと、ボールを大切にし、技術と判断力を極限まで高める「フロンターレ・スタイル」の基礎が築かれました。
2010年代に入ると、U-12・U-15からの生え抜き選手たちが着実に成長し、Jユースカップや日本クラブユース選手権で全国ベスト4に進出するなど全国区の強豪へと飛躍。さらに2021年にはプリンスリーグ関東を制してプレーオフを突破し、最高峰の高円宮杯プレミアリーグへの初昇格を果たしました。創設期からの地道な地域密着と徹底したポゼッションフットボールの追求が実を結び、世界で活躍するトップタレントを次々と輩出する名門育成組織へと進化を遂げました。
全国大会等の成績について
川崎フロンターレU-18は、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ、日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会、Jユースカップのユース三大公式戦において、全国屈指の強豪として輝かしい実績を残し続けています。特に年間を通じたリーグ戦の最高峰である「高円宮杯プレミアリーグ」における躍進は、高校年代サッカー界に鮮烈なインパクトを与えました。
長年戦ってきたプリンスリーグ関東において着実に力を蓄え、2021年度に同リーグで優勝。プレミアリーグプレーオフを勝ち抜いて悲願の初昇格を果たすと、初参戦となった2022年度の「高円宮杯プレミアリーグEAST」で快進撃を披露しました。Jユースや名門高校がひしめく激戦区を圧倒的な攻撃力で制し、昇格初年度にして史上初となるEAST初優勝の快挙を達成。東西王者決定戦であるファイナルではサガン鳥栖U-18と激闘を演じ、2-3で惜敗したものの堂々の全国準優勝に輝きました。その後も2023年にEAST2位、2024年に3位と、安定して全国トップクラスの成績を維持し、国内屈指のリーグ強豪としての地位を不動のものとしています。
トーナメント大会においても、全国の舞台で数多くの好成績を残しています。夏の日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会では、2017年度にクラブ史上最高タイとなる全国ベスト4(3位)に進出し、2024年度大会でも再び全国3位に入賞。秋から冬にかけて開催されてきたJユースカップ(Jリーグユース選手権大会)でも、2013年度(第21回)および2018年度(第26回)に全国3位へ進出するなど、一発勝負のトーナメントにおける勝負強さを存分に証明してきました。
2010年まで開催された高円宮杯全日本ユース(U-18)選手権大会の時代から、常に全国トップシーンを見据えた戦いを積み重ね、日本屈指のアカデミーとしての地位を揺るぎないものにしています。
強化の結果
川崎フロンターレU-18が日本最高峰のタレントを次々と輩出し、プレミアリーグEASTを制覇するまでに成長した背景には、長年ブレずに磨き上げてきた一貫指導メソッドが存在します。最大の特長は、U-12からU-15、U-18、そしてトップチームに至るまで完全に共有されている「止める・蹴る・外す・運ぶ」という基礎技術の極限までの追求です。ボールを失わずにテンポよく動かし、相手の逆を取り続ける卓越したスキルと状況判断力が、育成年代の全カテゴリーで徹底して叩き込まれています。
第二の要因は、トップチームとの緊密な連携と日常的なハイレベル環境です。トップチームと同じクラブハウス・練習拠点(Anker フロンタウン生田や麻生グラウンド)を活用し、日常的にトップチームの練習参加や練習試合の機会が豊富に用意されています。プロ基準の強度や判断スピードを肌で体感することで、ユース所属時から高いプロ意識と明確なキャリアビジョンが育まれます。
第三の要因として、選手一人ひとりの個性を尊重した人間教育が挙げられます。サッカー選手である前に一人の自立した人間であることを求め、礼節や学業との両立を厳しく指導。さらに、ユース在学中だけでなく大学進学を経由したプロ入り(三笘薫、脇坂泰斗など)も前向きに後押しする柔軟な進路支援体制が、選手たちの息の長い成長を支える強固な基盤となっています。確固たる哲学と環境の両輪が、世界に通用するフットボーラーを育てる原動力です。
監督・コーチ
現監督
- 森勇介
森勇介(もり・ゆうすけ)は、1980年7月24日生まれ、静岡県出身の元プロサッカー選手・指導者です。現役時代は東京ヴェルディやベガルタ仙台、京都パープルサンガを経て、2005年から2010年まで川崎フロンターレに所属。闘志あふれる気迫のプレーと精度の高い右足のキック、果敢なオーバーラップを武器に右サイドバックの不動のレギュラーとして活躍し、フロンターレのJ1定着やAFCチャンピオンズリーグ出場に大きく貢献したクラブのレジェンドです。
現役引退後は指導者の道に進み、FC町田ゼルビアのコーチなどを歴任した後、古巣である川崎フロンターレのアカデミー指導陣に合流。U-15等々力のコーチや監督としてジュニアユース年代の育成で手腕を発揮しました。そして2025年シーズンより、トップチームコーチへ昇格した長橋康弘前監督の後を受け、川崎フロンターレU-18の監督に就任しました。
森監督の指導哲学は、フロンターレ伝統の圧倒的なパスワークと技術に、自身が現役時代に体現してきた「球際の激しさ」「ハードワーク」「戦うメンタリティ」を融合させることです。どんな状況でもチームのために全力で走り、戦い抜くプロフェッショナルとしての誇りを選手たちに注入し、次世代を担う逞しいタレントの育成に情熱を注いでいます。
歴代監督
- 長橋康弘(2020〜2024年監督、現・トップチームコーチ)
現役時代は川崎フロンターレの右サイドで活躍。2020年にU-18監督に就任後、2021年のプリンス関東制覇・プレミア初昇格、2022年のプレミアリーグEAST初優勝(全国準優勝)を達成した名将。2025年よりトップチームコーチを務める。
- 今野章(2014〜2019年監督)
長年にわたりアカデミーの現場を指揮し、2017年クラブユース選手権3位、2018年Jユースカップ3位など全国上位常連へと引き上げた功労者。三笘薫、田中碧、三好康児らを育成。
- 山岸繁(2013年監督)
トップチームコーチなどを歴任し、2013年Jユースカップ全国3位へ導く。
- 安部一雄(初期育成統括・監督)
クラブ草創期のアカデミー基盤を構築した指導者。
チームのサッカー
- スローガン・理念:
クラブ共通のスローガンは「FOOTBALL TOGETHER」「挑 -いどむ-」。ボールを握り続けて主導権を握り、アグレッシブにゴールへ迫る魅力的なアタッキングフットボールを追求しています。
- 基本フォーメーション:
トップチームと連動した「4-3-3(アンカー+2インサイドハーフ)」を基本とし、戦況に応じて「4-2-3-1」へ柔軟に可変します。
- 戦術的特徴:
ピッチの幅と深さを最大限に活用したポジショナルプレーと、圧倒的なショートパスの連続によるビルドアップが特徴です。インサイドハーフとウイング、サイドバックが緻密な三角形を形成して相手守備ブロックを攻略。ボールを失った瞬間の即時奪還(ネガティブ・トランジション)のインテンシティも高く、攻守が途切れることなく連動するモダンフットボールを展開します。
大会の成績
日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
夏のクラブユース日本一決定戦における歩みです(全国3位 2回)。
| 年度 | チーム名 | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2005年 | 川崎フロンターレU-18 | 第29回関東クラブユース選手権 | 関東予選敗退 | 創設初期の挑戦 |
| 2006年 | 川崎フロンターレU-18 | 第30回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | グループステージ敗退 | 全国大会出場を果たす |
| 2007年 | 川崎フロンターレU-18 | 第31回関東クラブユース選手権 | 関東予選敗退 | 惜しくも全国出場を逃す |
| 2008年 | 川崎フロンターレU-18 | 第32回関東クラブユース選手権 | 関東予選敗退 | チーム強化を進める |
| 2009年 | 川崎フロンターレU-18 | 第33回関東クラブユース選手権 | 関東予選敗退 | 関東大会敗退 |
| 2010年 | 川崎フロンターレU-18 | 第34回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | グループステージ敗退 | 4年ぶり全国出場 |
| 2011年 | 川崎フロンターレU-18 | 第35回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | グループステージ敗退 | 2年連続出場 |
| 2012年 | 川崎フロンターレU-18 | 第36回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | ラウンド16敗退 | 全国ベスト16進出 |
| 2013年 | 川崎フロンターレU-18 | 第37回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | ラウンド16敗退 | 2年連続ベスト16 |
| 2014年 | 川崎フロンターレU-18 | 第38回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | グループステージ敗退 | 三好康児、板倉滉ら出場 |
| 2015年 | 川崎フロンターレU-18 | 第39回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | ラウンド16敗退 | 三笘薫、田中碧、名良橋拓真ら出場 |
| 2016年 | 川崎フロンターレU-18 | 第40回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | ラウンド16敗退 | 5年連続決勝T進出 |
| 2017年 | 川崎フロンターレU-18 | 第41回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | 全国ベスト4進出 | 過去最高の全国3位入賞 |
| 2018年 | 川崎フロンターレU-18 | 第42回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | ラウンド16敗退 | 宮代大聖ら躍動 |
| 2019年 | 川崎フロンターレU-18 | 第43回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | グループステージ敗退 | 宮城天ら出場 |
| 2020年 | 川崎フロンターレU-18 | 第44回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | ラウンド16敗退 | コロナ禍特別開催 |
| 2021年 | 川崎フロンターレU-18 | 第45回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | ラウンド32敗退 | 全国大会出場 |
| 2022年 | 川崎フロンターレU-18 | 第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | ラウンド16敗退 | プレミア王者として挑む |
| 2023年 | 川崎フロンターレU-18 | 第47回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | ラウンド16敗退 | ベスト16進出 |
| 2024年 | 川崎フロンターレU-18 | 第48回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | 全国ベスト4進出 | 7年ぶり全国3位入賞の快挙 |
| 2025年 | 川崎フロンターレU-18 | 第49回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | ラウンド16敗退 | 全国舞台で奮闘 |
| 2026年 | 川崎フロンターレU-18 | 第50回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会 | 関東予選突破・全国出場 | 記念大会で上位を狙う |
Jユースカップ(Jリーグユース選手権大会)
秋から冬にかけて開催されたJクラブユース選手権での戦績です(全国3位 2回)。
| 年度 | チーム名 | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2005〜2011年 | 川崎フロンターレU-18 | Jユースカップ(第13〜19回) | 予選リーグ敗退 | 決勝トーナメント進出を目指す |
| 2012年 | 川崎フロンターレU-18 | 第20回Jリーグユース選手権大会 | 2回戦敗退 | 決勝トーナメント進出 |
| 2013年 | 川崎フロンターレU-18 | 第21回Jリーグユース選手権大会 | 全国ベスト4進出 | クラブ史上初の全国3位入賞 |
| 2014年 | 川崎フロンターレU-18 | 第22回Jリーグユース選手権大会 | 2回戦敗退 | 本大会出場 |
| 2015年 | 川崎フロンターレU-18 | 第23回Jリーグユース選手権大会 | 3回戦敗退 | ベスト16進出 |
| 2016年 | 川崎フロンターレU-18 | 第24回Jリーグユース選手権大会 | 2回戦敗退 | 本大会出場 |
| 2017年 | 川崎フロンターレU-18 | 第25回Jリーグユース選手権大会 | 3回戦敗退 | ベスト16進出 |
| 2018年 | 川崎フロンターレU-18 | 第26回Jリーグユース選手権大会 | 全国ベスト4進出 | 5年ぶりの全国3位入賞 |
| 2019年 | 川崎フロンターレU-18 | 第27回Jリーグユース選手権大会 | 2回戦敗退 | 本大会出場 |
| 2020〜2023年 | 川崎フロンターレU-18 | Jユースカップ | 大会休止・方式変更 | コロナ禍等による大会再編 |
| 2024年 | 川崎フロンターレU-18 | 第30回Jユースカップ | ノックアウトラウンド進出 | 新方式大会で上位進出 |
| 2025年 | 川崎フロンターレU-18 | 第31回Jユースカップ | ノックアウトラウンド進出 | 安定した強さを発揮 |
| 2026年 | 川崎フロンターレU-18 | 第32回Jユースカップ | 参戦中 | 全国制覇を目指し奮戦 |
高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会(※2010年まで開催)
高円宮杯U-18リーグ創設前の全国ユース選手権の歩みです。
| 年度 | チーム名 | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2005〜2008年 | 川崎フロンターレU-18 | 関東地区予選(プリンス関東) | 関東予選敗退(詳細記録なし) | 全国出場権獲得ならず |
| 2009年 | 川崎フロンターレU-18 | プリンスリーグ関東 | 関東予選敗退 | プリンス関東で奮戦 |
| 2010年 | 川崎フロンターレU-18 | プリンスリーグ関東 | 関東予選敗退 | 全日本ユース最終年度、全国届かず |
高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ(プレミア / プリンス関東)
最高峰プレミアリーグEASTおよびプリンスリーグ関東における戦績です。
| 年度 | チーム名 | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年 | 川崎フロンターレU-18 | 高円宮杯プリンスリーグ関東 | 5位 | 8勝2分8敗、中位で残留 |
| 2019年 | 川崎フロンターレU-18 | 高円宮杯プリンスリーグ関東 | 5位 | 7勝4分7敗、安定した戦い |
| 2020年 | 川崎フロンターレU-18 | スーパープリンスリーグ2020関東 | 5位 | コロナ禍による地域分散代替大会 |
| 2021年 | 川崎フロンターレU-18 | 高円宮杯プリンスリーグ関東 | 優勝 | プレーオフを勝ち抜き悲願のプレミア初昇格 |
| 2022年 | 川崎フロンターレU-18 | 高円宮杯プレミアリーグEAST | 優勝(ファイナル準優勝) | 昇格初年度でEAST初制覇、全国準優勝の快挙 |
| 2023年 | 川崎フロンターレU-18 | 高円宮杯プレミアリーグEAST | 2位 | 最終節まで優勝争いを演じ堂々の準優勝 |
| 2024年 | 川崎フロンターレU-18 | 高円宮杯プレミアリーグEAST | 3位 | EAST屈指の強豪として上位進出 |
| 2025年 | 川崎フロンターレU-18 | 高円宮杯プレミアリーグEAST | 4位 | 森体制初年度、安定した強さで上位キープ |
| 2026年 | 川崎フロンターレU-18 | 高円宮杯プレミアリーグEAST | 参戦中 | 国内最高峰の舞台で優勝を争う |
ユニフォーム
- サプライヤー:プーマ(PUMA)
- カラー・デザイン詳細:
1stキット(FP正):シャツ「水色(サックスブルー)」/パンツ「黒」/ソックス「黒(または水色)」。クラブ伝統のグレミオ・カラーを受け継ぐアイコニックなフロンターレブルー×ブラック。
2ndキット(FP副):シャツ「白」/パンツ「白」/ソックス「白」。アウェイ戦で着用される洗練されたクリーンなオールホワイトモデル。
GKキット:正「緑(またはピンク)」、副「黄色(または青)」。
部員人数
- 総部員数:約40〜50名前後(各学年15〜18名前後の少数精鋭・高密度育成体制)。
- カテゴリー構成・活動実態:
- トップチーム(Aチーム):高円宮杯プレミアリーグEAST、日本クラブユース選手権、Jユースカップに参戦。
- セカンドチーム(Bチーム):神奈川県U-18サッカーリーグ1部(K1リーグ)等に参戦し、全員にハイレベルな実戦機会を提供。
- 主な出身チーム:
- 川崎フロンターレU-15生田/川崎フロンターレU-15等々力(アカデミー内部昇格組が全体の大多数を占める)
- 横浜FCジュニアユース、東急SレイエスFC、SCH.FC、FC多摩など神奈川・東京の有力街クラブ
学校生活・ユース活動環境
- 練習環境:
- Anker フロンタウン生田(神奈川県川崎市多摩区生田):2023年春オープンの最新アカデミータウン。夜間照明完備のフルピッチ人工芝グラウンド2面、専用ミーティングルーム、最新ウェイト器具を備えたトレーニングジム、メディカルルーム、温浴施設を日常利用。
- 練習時間:
- 平日:夕方〜夜間(17:30〜19:30頃、約2時間の高強度集中トレーニング)。
- 週末:プレミアリーグEAST公式戦、K1リーグ公式戦、遠征・練習試合。
- 週1日:完全休養日。
- 生活体制(学業との両立):
- 所属選手は神奈川県内外の公立・私立高校(神奈川県立川崎北高校、百合丘高校、生田高校や通信制サポート校など)に各自通学。
- 学校生活での学業不振や生活態度の乱れにはクラブ側も厳しく指導し、「文武両道」を徹底。
- 寮について:
川崎フロンターレU-18では、遠方出身の選手や集中した育成環境を求めるアカデミー生のために、クラブ専用の選手寮「青覇寮(せいはりょう)」が完備されています。この寮はトップチームの若手プロ選手も生活する育成の登竜門であり、将来を嘱望されるユース選手たちがプロ選手と同じ屋根の下で共同生活を送っています。
寮内では専属の管理栄養士や調理スタッフによって、成長期のアスリートに不可欠な栄養バランスとエネルギー量を綿密に計算した朝夕の食事が提供されています。プロ選手の日常の食事風景や自己管理の姿勢を間近で観察できる環境は、ユース生にとって最高の生きた教材です。規律ある生活習慣やコンディショニング意識を自然と身につけ、プロへの階段を駆け上がるための理想的な生活基盤が整えられています。
入部するには
- 入部方法:
- 川崎フロンターレU-15(生田・等々力)からの内部昇格(最主要ルート):ジュニア、ジュニアユースと一貫した指導を受けてきた選手がセレクション・評価を経て昇格。
- 一般セレクション・スカウティング:中学3年生を対象に夏期に実施されるセレクション、およびクラブスカウトによる有力街クラブ・中学校からの獲得。毎年若干名のみが狭き門を突破。
進路
- トップチーム昇格・大学進学実績:
- 毎年1〜3名がトップチームへストレート昇格。
- 大学進学においても、筑波大学、早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学、法政大学、中央大学、桐蔭横浜大学、阪南大学など全国屈指の強豪大学サッカー部へ多数進学。大学経由で川崎フロンターレや他Jクラブへプロ入りするルートが強固に確立されています。
- Jリーグ・海外プロ出身選手一覧(ユース卒業年度順・全員表記):
- 2004年度卒:都倉賢(川崎フロンターレU-18 → 川崎フロンターレ → ザスパ草津 → ヴィッセル神戸 → コンサドーレ札幌 → セレッソ大阪 → V・ファーレン長崎 → いわてグルージャ盛岡)※高校は慶應義塾高
- 2005年度卒:木村祐志(川崎フロンターレU-18 → 川崎フロンターレ → ギラヴァンツ北九州 → 大分トリニータ → 徳島ヴォルティス → ロアッソ熊本 → 水戸ホーリーホック → 鹿児島ユナイテッドFC)
- 2005年度卒:鈴木達矢(川崎フロンターレU-18 → 川崎フロンターレ)
- 2005年度卒:鈴木達也(川崎フロンターレU-18 → 筑波大学 → 湘南ベルマーレ 他)
- 2006年度卒:高山薫(川崎フロンターレU-18 → 専修大学 → 湘南ベルマーレ → 柏レイソル → 湘南ベルマーレ → 大分トリニータ → SC相模原 他)
- 2007年度卒:吉田勇樹(川崎フロンターレU-18 → 川崎フロンターレ、現・川崎フロンターレトップチームコーチ)
- 2008年度卒:安藤駿介(川崎フロンターレU-18 → 川崎フロンターレ → 湘南ベルマーレ → 川崎フロンターレ、GK、ロンドン五輪日本代表)
- 2009年度卒:可児壮隆(川崎フロンターレU-18 → 阪南大学 → 川崎フロンターレ → 湘南ベルマーレ → ツエーゲン金沢 → FC今治 → ガイナーレ鳥取 → 奈良クラブ)
- 2010年度卒:仲川輝人(川崎フロンターレU-18 → 専修大学 → 横浜F・マリノス → FC町田ゼルビア → アビスパ福岡 → 横浜F・マリノス → FC東京、元日本代表、J1 MVP・得点王)
- 2010年度卒:苅部隆太郎(川崎フロンターレU-18 → 明治大学 → FC岐阜 → FLCタインホア / ベトナム → チャイナートFC / タイ 他)
- 2013年度卒:脇坂泰斗(川崎フロンターレU-18 → 阪南大学 → 川崎フロンターレ、日本代表、J1ベストイレブン)
- 2013年度卒:岡本享也(川崎フロンターレU-18 → 日本大学 → FC岐阜 → Y.S.C.C.横浜、GK)
- 2014年度卒:板倉滉(川崎フロンターレU-18 → 川崎フロンターレ → ベガルタ仙台 → マンチェスター・シティFC / イングランド → FCフローニンゲン / オランダ → シャルケ04 / ドイツ → ボルシア・メンヒェングラートバッハ / ドイツ、日本代表)
- 2014年度卒:三好康児(川崎フロンターレU-18 → 川崎フロンターレ → 北海道コンサドーレ札幌 → 横浜F・マリノス → ロイヤル・アントワープFC / ベルギー → バーミンガム・シティFC / イングランド → VfLボーフム / ドイツ、元日本代表)
- 2014年度卒:岡田優希(川崎フロンターレU-18 → 早稲田大学 → FC町田ゼルビア → テゲバジャーロ宮崎 → ギラヴァンツ北九州 → 奈良クラブ)
- 2015年度卒:三笘薫(川崎フロンターレU-18 → 筑波大学 → 川崎フロンターレ → ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ / ベルギー → ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC / イングランド、日本代表)
- 2015年度卒:名良橋拓真(川崎フロンターレU-18 → 阪南大学 → 藤枝MYFC → 沖縄SV → テゲバジャーロ宮崎 → いわてグルージャ盛岡 他、GK)※元日本代表・名良橋晃氏の実子
- 2015年度卒:長谷川隼(川崎フロンターレU-18 → 阪南大学 → カマタマーレ讃岐)
- 2015年度卒:道本大飛(川崎フロンターレU-18 → 関東学院大学 → Y.S.C.C.横浜 他)
- 2016年度卒:田中碧(川崎フロンターレU-18 → 川崎フロンターレ → フォルトゥナ・デュッセルドルフ / ドイツ → リーズ・ユナイテッドFC / イングランド、日本代表)
- 2016年度卒:村田聖樹(川崎フロンターレU-18 → VfBギンスハイム / ドイツ → スムガイトFK / アゼルバイジャン 他)
- 2017年度卒:早坂勇希(川崎フロンターレU-18 → 桐蔭横浜大学 → 川崎フロンターレ、GK)
- 2017年度卒:今村優介(川崎フロンターレU-18 → 関東学院大学 → アスルクラロ沼津 → FC大阪 → ヴェルスパ大分)
- 2017年度卒:藤田雄士(川崎フロンターレU-18 → 神奈川大学 → ブラウブリッツ秋田 → FC大阪)
- 2017年度卒:伊従啓太郎(川崎フロンターレU-18 → 仙台大学 → カマタマーレ讃岐 → ヴィアティン三重)
- 2018年度卒:宮代大聖(川崎フロンターレU-18 → 川崎フロンターレ → レノファ山口FC → 徳島ヴォルティス → サガン鳥栖 → ヴィッセル神戸)
- 2018年度卒:山田新(川崎フロンターレU-18 → 桐蔭横浜大学 → 川崎フロンターレ)
- 2018年度卒:横田大祐(川崎フロンターレU-18 → ヴァルミエラFC / ラトビア → グールニク・ザブジェ / ポーランド → KAAヘント / ベルギー 他)
- 2018年度卒:デューク・カルロス(川崎フロンターレU-18 → ファジアーノ岡山 → AC長野パルセイロ → SC相模原 → ヴァルミエラFC / ラトビア 他)
- 2018年度卒:高吉正真(川崎フロンターレU-18 → 桐蔭横浜大学 → ギラヴァンツ北九州)
- 2019年度卒:宮城天(川崎フロンターレU-18 → 川崎フロンターレ → カターレ富山 → V・ファーレン長崎 → モンテディオ山形 他)
- 2019年度卒:山内日向汰(川崎フロンターレU-18 → 桐蔭横浜大学 → 川崎フロンターレ)
- 2019年度卒:森璃太(川崎フロンターレU-18 → 早稲田大学 → アルビレックス新潟 → 福島ユナイテッドFC)
- 2019年度卒:常安澪(川崎フロンターレU-18 → 東海学園大学 → ガイナーレ鳥取 → ヌグリ・スンビランFC / マレーシア)
- 2021年度卒:五十嵐太陽(川崎フロンターレU-18 → 川崎フロンターレ → レノファ山口FC)
- 2022年度卒:高井幸大(川崎フロンターレU-18 → 川崎フロンターレ、パリオリンピック日本代表、日本代表)
- 2022年度卒:松長根悠仁(川崎フロンターレU-18 → 川崎フロンターレ → 福島ユナイテッドFC)
- 2022年度卒:大関友翔(川崎フロンターレU-18 → 川崎フロンターレ → 福島ユナイテッドFC)
- 2023年度卒:由井航太(川崎フロンターレU-18 → 川崎フロンターレ)
- 2024年度卒:土屋櫂大(川崎フロンターレU-18 → 川崎フロンターレ)
- 2025年度卒:関德晴(川崎フロンターレU-18 → 川崎フロンターレ)
- 2026年度卒:藤田明日翔(川崎フロンターレU-18 → 2027年川崎フロンターレトップチーム昇格内定)



















