興國高校(大阪府)
目次
学校・クラブ発足とサッカー部の歴史
学校・サッカー部の設立について
興國高等学校は、1926年(大正15年)に甲種商業学校として設立認可を受け、「興國商業学校」として開校した大阪市天王寺区に所在する私立男子高等学校です。建学の精神に「徳・体・知」を掲げ、全校生徒約2,500名を抱える大阪府内最大級の男子校として広く知られています。難関国公立大学や医学部を目指すスーパーアドバンスコースから、アスリートの育成に特化したアスリートアドバンスコース、ITビジネス科まで多彩な学科・コースを設置し、文武両道の教育を実践してきました。
サッカー部は学校設立と同じ1926年に創部された伝統を持ちます。大都市・大阪の中心部にキャンパスを構える都市型高校でありながら、2011年には校内グラウンドへ夜間照明完備の全面人工芝ピッチを導入。さらに興國アリーナ内にはプロクラブ仕様の最新トレーニングマシンを備えたアスレチックセンターを完備するなど、都市部の利便性と最先端のスポーツ科学が高度に融合した卓越した教育・練習環境を誇っています。
創部・設立の経緯
興國高校サッカー部が全国にその名を轟かせる契機となったのは、2006年に内野智章氏が監督に就任したことでした。就任当初の部員はわずか12名、高校からサッカーを始めた選手が半数以上を占める無名チームからのスタートでした。激戦区・大阪で既存の強豪校と同じ強化をしても勝てないと考えた内野監督は、「目先の勝利より個の育成」「大人になってもサッカーを楽しめる技術の習得」「全員受け入れ・高3でも引退なし」という革新的な方針を打ち出しました。
2010年からは毎年スペイン遠征を敢行し、FCバルセロナの育成理論やプロ指導者組織サッカーサービスの「エコノメソッド」を日本の高校として初めて本格導入。ボールの置き所や1対1のドリブル技術、戦術的判断力を極限まで高めるトレーニングを確立しました。「関西のバルセロナ」と称される魅力的なスタイルは全国の有望選手を引きつけ、2013年の和田達也を皮切りに毎年のように高卒Jリーガーを輩出。全国大会未経験校でありながらプロを量産する稀代の育成強豪へと変貌を遂げました。
全国大会等の成績について
興國高校サッカー部は、徹底して個人技術を磨き上げる育成スタイルを貫きながら、全国屈指の激戦区・大阪府および全国の舞台で歴史を塗り替える実績を積み重ねてきました。
冬の全国高校サッカー選手権大会においては、大阪桐蔭や履正社、阪南大高、金光大阪といった全国屈指の強豪校がしのぎを削る過酷な大阪予選において、長年上位進出を果たしながらも全国の壁に阻まれてきました。しかし2019年度(第98回大会)の大阪府予選で遂に初優勝を飾り、創部93年目にして悲願の選手権全国初出場を達成。初戦で同じく技巧派として知られる昌平高校と歴史に残る名勝負を演じ、全国の高校サッカーファンに強烈なインパクトを残しました。さらに2025年度(第104回大会)の大阪予選を6大会ぶりに制して2度目の全国選手権出場を果たすと、全国大会でも東福岡高校などの歴代王者を撃破し、同校史上最高成績となる全国ベスト8進出の快挙を成し遂げました。
夏の全国高校総体(インターハイ)においても、2023年6月に就任した六車拓也監督のもとで進化を遂げ、2024年(令和6年度)の大阪府予選で念願の初優勝を達成。幾度となく決勝や準決勝で涙を呑んできた夏の大会でついに頂点に立ち、悲願であったインターハイ全国初出場を果たしました。全国大会でも卓越したボールポゼッションと個の打開力を披露し、興國サッカーの魅力を全国の舞台で証明しました。
リーグ戦文化の定着においても関西の主役を務めています。大阪府リーグを勝ち上がり、2019年度より高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ関西に参戦。Jクラブのユースチームが多数ひしめく過酷なリーグ戦の中で、2022年度にはプリンスリーグ関西1部で見事に初優勝を飾り、高校年代最高峰であるプレミアリーグ参入プレーオフに進出しました。最高峰の舞台で日常的に強度の高い実戦を重ねることで、勝負強さと個の打開力を兼ね備えた全国屈指の強豪へと飛躍を遂げています。
強化の結果
興國高校が「全国で最もプロに近い高校」と称される要因は、徹底した「個の育成特化」と世界基準の指導メソッドにあります。最大の特徴は、バルセロナ発祥のエコノメソッドに基づいた「認知・判断・実行」の反復習得です。単にパスを回すだけでなく、相手の立ち位置を見て状況を正確に認知し、ボールを常に思い通りの場所に置くファーストタッチ技術と、1対1で局面を打開するドリブルを朝練習から徹底して反復。センターバックからゴールキーパーに至るまで、ピッチ上の全員が高い足元の技術を備えます。
第二の要因は、2010年から毎年継続されているスペイン遠征です。FCバルセロナやビジャレアルなど欧州トップクラブの育成組織と直接対戦し、本場のパススピード、球際の激しさ、状況判断の的確さを肌で体感。「世界で戦うために何が必要か」を日常の基準として選手個々に植え付けています。
第三の要因として、セレッソ大阪との強固な協力関係やJ-GREEN堺の定期利用、プロ仕様のアスレチックセンターなど圧倒的な環境が挙げられます。セレッソ大阪からの指導者派遣や、2023年に就任した元Jリーガー・六車拓也監督によるプロ基準の戦術指導が融合。「確かな技術とインテリジェンスがあれば進路は必ず拓ける」という信念のもと、日本代表のエース・古橋亨梧をはじめ、1学年5名同時プロ内定など通算30名以上のJリーガー・プロ選手を輩出し続ける独自の育成サイクルが確立されています。
監督・コーチ
現監督
六車拓也
六車拓也(むぐるま・たくや)は、1984年6月13日生まれ、京都府出身のサッカー指導者です。現役時代は京都パープルサンガ、アルビレックス新潟、徳島ヴォルティスでMFとしてプレーし、Jリーグ通算100試合以上に出場した元プロサッカー選手です。
現役引退後はセレッソ大阪のアカデミー指導者として手腕を発揮。セレッソ大阪西U-15監督やセレッソ大阪U-18コーチなどを歴任し、数多くの育成年代のタレントをトッププロへと引き上げてきました。2023年6月、興國高校を全国屈指の育成校へと育て上げた内野智章前監督からの指名を受け、同校サッカー部監督に就任しました。
六車監督は、興國が長年培ってきた卓越したテクニックとボール保持の哲学を継承しつつ、プロの現場やJユースで培った「攻守のトランジション」「球際のインテンシティ」「勝負にこだわる規律」を注入。就任翌年の2024年夏には同校を史上初となるインターハイ全国大会出場へ導き、2025年度の第104回全国高校サッカー選手権では同校初の全国ベスト8進出を達成。個の育成とチームの勝利を高次元で結実させる注目の指揮官です。
歴代監督・名将
内野智章(前監督/現・ゼネラルアドバイザー)
初芝橋本高校時代に選手権全国4強を経験し、高知大学、愛媛FCでプレー。2006年に興國高校監督に就任し、部員12名から「関西のバルセロナ」「育成の興國」と呼ばれる全国屈指の強豪へ育て上げた名将。スペインの指導メソッドをいち早く導入し、古橋亨梧をはじめ30名を超えるプロ選手を育成した。
チームのサッカー
- スローガン・理念:スローガンは「Win beautifully(美しく勝つ)」。目先の勝利だけを追うのではなく、選手が将来プロや世界で活躍できる確固たる技術とインテリジェンスを身につけることを最優先に掲げます。
- 基本フォーメーション:「4-3-3」および「3-4-3」。ピッチを広く使い、どのエリアでも数的優位と位置的優位を作り出す攻撃的システムを採用します。
- 戦術的特徴:圧倒的なボールポゼッションと、ペナルティエリア付近での多彩なアイデア・崩しが代名詞です。狭い局面でも失われない正確無比なトラップと、1対1で相手を剥がす切れ味鋭いドリブルが融合。後方からのビルドアップではGKもフィールドプレーヤーの一員として参加し、相手の守備ラインを自在に引き出して背後のスペースを突きます。近年は六車監督のもと、ボールを失った瞬間の即時奪回(ネガティブ・トランジション)の強度も大幅に向上しています。
大会の成績
全国高校サッカー選手権大会
激戦の大阪府予選を勝ち抜き、全国大会通算2回出場(最高成績:全国ベスト8)。2006年の内野体制発足以降、個の育成をベースに着実に府予選の上位へと進出。2019年度(第98回)に悲願の全国初出場を達成し、2025年度(第104回)には東福岡等を撃破して同校史上最高となる全国ベスト8進出を果たしました。
| 年度 | 高校名(チーム名) | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2006年 | 興國高校 | 第85回全国高校サッカー選手権大阪府予選 | 府予選敗退 | 内野監督就任、部員12名から技術革新に着手 |
| 2007年 | 興國高校 | 第86回全国高校サッカー選手権大阪府予選 | 府予選敗退 | ドリブルとショートパス主体のプレースタイルを導入 |
| 2008年 | 興國高校 | 第87回全国高校サッカー選手権大阪府予選 | 府予選敗退 | ボールコントロール重視の朝練習を体系化 |
| 2009年 | 興國高校 | 第88回全国高校サッカー選手権大阪府予選 | 府予選敗退 | 街クラブの技術派選手が集まり始め地力向上 |
| 2010年 | 興國高校 | 第89回全国高校サッカー選手権大阪府予選 | 大阪府ベスト16 | スペイン遠征開始、エコノメソッドを初導入 |
| 2011年 | 興國高校 | 第90回全国高校サッカー選手権大阪府予選 | 大阪府ベスト16 | 夜間照明付き全面人工芝グラウンドが校内に完成 |
| 2012年 | 興國高校 | 第91回全国高校サッカー選手権大阪府予選 | 大阪府ベスト4 | 古橋亨梧や和田達也らが躍動し初の府4強進出 |
| 2013年 | 興國高校 | 第92回全国高校サッカー選手権大阪府予選 | 大阪府ベスト8 | 和田達也が松本山雅FCへ加入し初のJリーガー輩出 |
| 2014年 | 興國高校 | 第93回全国高校サッカー選手権大阪府予選 | 大阪府ベスト8 | 北谷史孝、金容輔がJクラブへ進路決定 |
| 2015年 | 興國高校 | 第94回全国高校サッカー選手権大阪府予選 | 大阪府大会 準優勝 | 府決勝へ初進出を果たすも阪南大高に惜敗 |
| 2016年 | 興國高校 | 第95回全国高校サッカー選手権大阪府予選 | 大阪府ベスト8 | 長井一真や北龍磨らを中心に安定した戦いを披露 |
| 2017年 | 興國高校 | 第96回全国高校サッカー選手権大阪府予選 | 大阪府ベスト8 | 西村恭史(清水)、大垣勇樹(名古屋)らがJ内定 |
| 2018年 | 興國高校 | 第97回全国高校サッカー選手権大阪府予選 | 大阪府ベスト4 | 準決勝で東海大仰星と激闘を展開し府4強 |
| 2019年 | 興國高校 | 第98回全国高校サッカー選手権大会(初出場) | 全国大会 1回戦敗退 | 府予選を初制覇し全国初出場、昌平高と名勝負を演じる |
| 2020年 | 興國高校 | 第99回全国高校サッカー選手権大阪府予選 | 大阪府大会 準優勝 | 決勝で履正社に惜敗、高卒プロ5名同時誕生の世代 |
| 2021年 | 興國高校 | 第100回全国高校サッカー選手権大阪府予選 | 大阪府ベスト4 | 永長鷹虎らタレント軍団を擁して準決勝進出 |
| 2022年 | 興國高校 | 第101回全国高校サッカー選手権大阪府予選 | 大阪府ベスト4 | 宇田光史朗主将を中心に高い完成度で府4強 |
| 2023年 | 興國高校 | 第102回全国高校サッカー選手権大阪府予選 | 大阪府ベスト4 | 六車拓也新監督のもとで守備強度を高め準決勝進出 |
| 2024年 | 興國高校 | 第103回全国高校サッカー選手権大阪府予選 | 大阪府大会 準優勝 | 決勝で阪南大高と死闘を演じるも惜しくも準優勝 |
| 2025年 | 興國高校 | 第104回全国高校サッカー選手権大会(2回目) | 全国ベスト8進出 | 6年ぶり全国出場、東福岡等を下し初の全国8強 |
| 2026年 | 興國高校 | 第105回全国高校サッカー選手権大阪府予選 | 府予選参戦中 | 2大会連続の全国選手権出場を目指して奮戦 |
全国高校総体(インターハイ)
夏の全国高校総体通算1回出場。幾度となく大阪府予選の準決勝や決勝で惜敗し全国の厚い壁に挑み続けてきた興國高校は、2024年夏に就任2年目を迎えた六車拓也監督のもとで念願の大阪初制覇を成し遂げ、創部以来初となるインターハイ全国大会出場を果たしました。
| 年度 | 高校名(チーム名) | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2006年 | 興國高校 | 大阪高校春季サッカー大会(総体予選) | 府予選敗退 | 内野体制1年目、トーナメントの厳しさを経験 |
| 2007年 | 興國高校 | 大阪高校春季サッカー大会(総体予選) | 府予選敗退 | 守備から攻撃へのパス連携を強化 |
| 2008年 | 興國高校 | 大阪高校春季サッカー大会(総体予選) | 府予選敗退 | 個の打開力を鍛え上げチームの骨格を形成 |
| 2009年 | 興國高校 | 大阪高校春季サッカー大会(総体予選) | 大阪府ベスト16 | 予選序盤を突破し初の16強入りを達成 |
| 2010年 | 興國高校 | 大阪高校春季サッカー大会(総体予選) | 大阪府ベスト16 | スペイン仕込みの状況判断力をピッチで発揮 |
| 2011年 | 興國高校 | 大阪高校春季サッカー大会(総体予選) | 大阪府ベスト16 | 人工芝ピッチの効果でパススピードが大幅向上 |
| 2012年 | 興國高校 | 大阪高校春季サッカー大会(総体予選) | 大阪府ベスト8 | 鋭いパスワークで初の府総体ベスト8へ進出 |
| 2013年 | 興國高校 | 大阪高校春季サッカー大会(総体予選) | 大阪府ベスト8 | 主力の和田達也らが攻撃を牽引し2年連続8強 |
| 2014年 | 興國高校 | 大阪高校春季サッカー大会(総体予選) | 大阪府ベスト8 | 守備陣に北谷史孝を配し上位進出を果たす |
| 2015年 | 興國高校 | 大阪高校春季サッカー大会(総体予選) | 大阪府ベスト4 | 準決勝進出、初の全国出場まであと一歩に迫る |
| 2016年 | 興國高校 | 大阪高校春季サッカー大会(総体予選) | 大阪府ベスト8 | 長井一真らを中心に主導権を握る試合を展開 |
| 2017年 | 興國高校 | 大阪高校春季サッカー大会(総体予選) | 大阪府ベスト8 | 西村恭史、島津頼盛らの高い技巧で会場を沸かせる |
| 2018年 | 興國高校 | 大阪高校春季サッカー大会(総体予選) | 大阪府ベスト8 | 村田透馬、起海斗らプロ内定組がチームを牽引 |
| 2019年 | 興國高校 | 大阪高校春季サッカー大会(総体予選) | 大阪府ベスト4 | 準決勝進出、同年の冬の選手権制覇へと弾みをつける |
| 2020年 | 興國高校 | 令和2年度全国高校総体大阪府予選 | 大会中止 | 新型コロナウイルス感染拡大により大会中止 |
| 2021年 | 興國高校 | 大阪高校春季サッカー大会(総体予選) | 大阪府ベスト8 | 荒川永遠らスピード豊かな攻撃陣が躍動 |
| 2022年 | 興國高校 | 大阪高校春季サッカー大会(総体予選) | 大阪府大会 準優勝 | 決勝で履正社に惜敗、あと一歩で全国切符を逃す |
| 2023年 | 興國高校 | 大阪高校春季サッカー大会(総体予選) | 大阪府ベスト8 | 六車拓也監督就任直後の大会で堂々の8強入り |
| 2024年 | 興國高校 | 令和6年度全国高校総体(初出場) | 全国大会 出場 | 府決勝で阪南大高を破り悲願のインターハイ初出場 |
| 2025年 | 興國高校 | 大阪高校春季サッカー大会(総体予選) | 大阪府ベスト4 | 夏連覇を目指し激戦区の準決勝へ進出 |
| 2026年 | 興國高校 | 大阪高校春季サッカー大会(総体予選) | 大阪府予選参戦 | 王座奪還を目指し夏のトーナメントに挑む |
高円宮杯 U-18サッカーリーグ(全日本ユース / プリンスリーグ関西 / 大阪府リーグ)
2003年のプリンスリーグ関西創設、および2010年まで開催された全日本ユース選手権時代の府予選から網羅。府リーグ下位からスタートして着実に昇格を果たし、2018年に大阪府リーグ1部で初優勝を飾ってプリンスリーグ関西へ参入。2022年にはプリンス関西1部を初制覇し、高校年代最高峰であるプレミアリーグプレーオフへ進出しました。
| 年度 | 高校名(チーム名) | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2003年 | 興國高校 | 第14回全日本ユース大阪府予選 / 府リーグ | 府予選敗退 | プリンスリーグ関西創設の年、府内強化を模索 |
| 2004年 | 興國高校 | 第15回全日本ユース大阪府予選 / 府リーグ | 府予選敗退 | 基礎的なフィジカルと技術の向上に取り組む |
| 2005年 | 興國高校 | 第16回全日本ユース大阪府予選 / 府リーグ | 府予選敗退 | チームの体制刷新に向けた準備期間 |
| 2006年 | 興國高校 | 第17回全日本ユース大阪府予選 / 府リーグ | 府予選敗退 | 内野監督が就任、大阪府リーグ下位から再建開始 |
| 2007年 | 興國高校 | 第18回全日本ユース大阪府予選 / 府リーグ | 府予選敗退 | 技術と判断力を重視するチームコンセプトを導入 |
| 2008年 | 興國高校 | 第19回全日本ユース大阪府予選 / 府リーグ | 府予選敗退 | 大阪府U-18リーグ3部から2部昇格を目指し奮闘 |
| 2009年 | 興國高校 | 第20回全日本ユース大阪府予選 / 府リーグ | 府予選敗退 | 大阪府U-18リーグ2部で着実に上位争いを展開 |
| 2010年 | 興國高校 | 第21回全日本ユース大阪府予選 / 府リーグ | 府予選敗退 | 全日本ユース最終年、バルセロナの指導論を吸収 |
| 2011年 | 興國高校 | 高円宮杯U-18大阪府リーグ2部 | 上位進出 | 通年制リーグが本格スタート、人工芝ピッチ完成 |
| 2012年 | 興國高校 | 高円宮杯U-18大阪府リーグ2部 | 優勝 | 府2部で優勝を果たし大阪府リーグ1部へ昇格 |
| 2013年 | 興國高校 | 高円宮杯U-18大阪府リーグ1部 | 上位定着 | 府1部の舞台で強豪校と互角のポゼッションを展開 |
| 2014年 | 興國高校 | 高円宮杯U-18大阪府リーグ1部 | 4位 | 北谷史孝らを擁し安定した勝点を積み上げる |
| 2015年 | 興國高校 | 高円宮杯U-18大阪府リーグ1部 | 3位 | プリンスリーグ関西昇格争いに本格的に加わる |
| 2016年 | 興國高校 | 高円宮杯U-18大阪府リーグ1部 | 2位 | 長井一真らを擁し最終節まで優勝を争う |
| 2017年 | 興國高校 | 高円宮杯U-18大阪府リーグ1部 | 3位 | 西村恭史、大垣勇樹らの高い個人技で存在感を発揮 |
| 2018年 | 興國高校 | 高円宮杯U-18大阪府リーグ1部 | 優勝 | 府1部を初制覇、参入戦を突破しプリンス関西昇格 |
| 2019年 | 興國高校 | 高円宮杯プリンスリーグ関西 | 3位 | プリンス初参戦で堂々3位、攻撃的サッカーを証明 |
| 2020年 | 興國高校 | 高円宮杯プリンスリーグ関西 | 上位進出 | コロナ禍の変則日程の中、高卒プロ輩出組が躍動 |
| 2021年 | 興國高校 | 高円宮杯プリンスリーグ関西 | 4位 | Jユース勢と熱戦を繰り広げ安定した勝点を獲得 |
| 2022年 | 興國高校 | 高円宮杯プリンスリーグ関西1部 | 優勝 | プリンス関西初制覇、プレミア参入プレーオフ進出 |
| 2023年 | 興國高校 | 高円宮杯プリンスリーグ関西1部 | 3位 | 六車体制初年度、勝負強さを加えて上位フィニッシュ |
| 2024年 | 興國高校 | 高円宮杯プリンスリーグ関西1部 | 3位 | 12勝2分4敗の好成績で上位争いを牽引 |
| 2025年 | 興國高校 | 高円宮杯プリンスリーグ関西1部 | 上位争い | プレミア昇格を目標に強豪校と激戦を展開 |
| 2026年 | 興國高校 | 高円宮杯プリンスリーグ関西1部 | 参戦中 | 関西の覇権奪還とプレミア復帰を目指し奮戦 |
ユニフォーム
- サプライヤー:アディダス(adidas)
- カラー・デザイン詳細:
- 1stキット(FP正):シャツ「エンジ(またはバルサカラー青赤ストライプ)」/パンツ「ネイビー」/ソックス「エンジ」。チームの伝統色であるエンジを基調とした洗練されたデザイン。
- 2ndキット(FP副):シャツ「白」/パンツ「白」/ソックス「白」。アウェイ戦で着用されるオールホワイトモデル。
- GKキット:正「水色/水色/水色」、副「ピンク/ピンク/ピンク」。
部員人数
- 総部員数:約280〜300名(各学年90〜100名の大規模組織)。
- カテゴリー構成・活動実態:
- トップチーム(Aチーム):高円宮杯プリンスリーグ関西1部、インターハイ、選手権に参戦。
- セカンド〜各カテゴリー(B・C・Dチーム等):大阪府リーグ1部・2部・3部・4部、関西U-16〜Groeien〜などに分かれて参戦し、部員全員に公式戦の出場機会を確保。
- 主な出身チーム:
- RIP ACE、IRIS生野、千里丘FC、川上FC、柏田SCなどの大阪府内名門街クラブ
- ガンバ大阪、セレッソ大阪、ヴィッセル神戸、京都サンガなどJアカデミーのジュニアユース
- 関西圏のみならず北海道から沖縄まで全国各地の強豪クラブ・中学校
学校生活
- 練習環境:
- 校内グラウンド(2011年に全面人工芝化、夜間ナイター照明完備)。
- 興國アリーナ4階「アスレチックセンター」(プロアスリート仕様のウエイト器具、体幹トレーニング機器を完備)。
- J-GREEN堺(堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター)を年間契約で定期利用。
- 練習時間:
- 平日:朝練(技術・ドリブル特化)および放課後練習(カテゴリー別に約2時間集中)。
- 週末:プリンスリーグ公式戦、大阪府リーグ公式戦、練習試合、遠征。
- 毎年11〜12月には修学旅行・研修を兼ねた「スペイン遠征」を実施し、FCバルセロナやビジャレアル等の下部組織と対戦。
寮について
興國高校サッカー部では、全国各地からプロを目指して集まる志の高い部員たちのために、学校キャンパスに近接した専用の学生マンションを1棟借り上げて「興國サッカー部専用寮」を開設しています。
寮内には完全個室または2人部屋が整備され、プライベートな生活空間と学業に集中できる学習環境を確保。アスリートの強靭な身体作りを支えるため、専属の管理栄養士が監修した高タンパク・低脂質の栄養バランスに優れた朝夕の食事が提供されています。指導スタッフによる巡回指導のもと、礼儀作法や整理整頓、規律ある集団生活を通じて自立心を涵養。全国から集まった仲間たちが切磋琢磨し、プロへの夢を共有して結束を深める成長の拠点となっています。
入部するには
- 高校のコース・偏差値:
- 普通科スーパーアドバンスコース(偏差値:約56〜58)
- 普通科アドバンスコース(偏差値:約48〜50)
- 普通科アスリートアドバンスコース(偏差値:約48〜50)※サッカー部員の多くが在籍
- 普通科キャリアトライコース/進学アカデミアコース/ITビジネス科(偏差値:約40〜43)
- 入部方法:
- アスリートアドバンスコース(スポーツ特待・推薦):中学年代の実績や体験練習会(毎週水曜夜に校内グラウンドで開催される中3対象の合同練習会)を通じてセレクション・内定。
- 一般入試からの入部:門戸を広く開いており、入学後に希望すれば誰でも入部可能。入部後の努力と技術の向上次第でAチームへの昇格・プロ入りを果たした選手も多数存在。
進路
- 大学進学実績:関東・関西の大学サッカー強豪校へ毎年多数推薦進学(中央大学、明治大学、産業能率大学、阪南大学、関西大学、近畿大学、桃山学院大学、びわこ成蹊スポーツ大学など)。
- Jリーグ・海外プロ出身選手一覧(興國高校サッカー部出身者・高校卒業年度順):
- 2012年度卒:古橋亨梧(興國高校 → 中央大学 → FC岐阜 → ヴィッセル神戸 → セルティックFC / スコットランド、日本代表)
- 2012年度卒:和田達也(興國高校 → 松本山雅FC → 栃木SC 他)※同校初の高卒Jリーガー
- 2012年度卒:山本祥輝(興國高校 → カターレ富山 他)
- 2013年度卒:北谷史孝(興國高校 → 横浜F・マリノス → レノファ山口FC → V・ファーレン長崎 他)
- 2013年度卒:金容輔 / 田代容輔(興國高校 → ヴィッセル神戸 他)
- 2015年度卒:宮城和也(興國高校 → 中央大学 → FCティアモ枚方 → おこしやす京都AC 他)
- 2016年度卒:長井一真(興國高校 → 関西大学 → 京都サンガF.C. → 水戸ホーリーホック → ブラウブリッツ秋田)
- 2016年度卒:北龍磨(興國高校 → 関東学院大学 → アスルクラロ沼津 → FC岐阜)
- 2017年度卒:西村恭史(興國高校 → 清水エスパルス → ファジアーノ岡山 → ギラヴァンツ北九州 → AC長野パルセイロ → ザスパ群馬 → 大分トリニータ)
- 2017年度卒:大垣勇樹(興國高校 → 名古屋グランパス → いわてグルージャ盛岡 → FK RFS / ラトビア → BFCダウガフピルス / ラトビア → FC TIAMO枚方 → レイラック滋賀FC 他)
- 2017年度卒:島津頼盛(興國高校 → ツエーゲン金沢 → 鹿児島ユナイテッドFC → FCティアモ枚方 → ジェイリースFC 他)
- 2018年度卒:村田透馬(興國高校 → FC岐阜 → 横浜FC 他)
- 2018年度卒:起海斗(興國高校 → レノファ山口FC 他)
- 2018年度卒:中田湧大(興國高校 → ザスパクサツ群馬 他)
- 2018年度卒:荒木遼太(興國高校 → 中央大学 → FC琉球)
- 2018年度卒:鈴木裕斗(興國高校 → 流通経済大学 → 栃木シティFC)
- 2019年度卒:田路耀介(興國高校 → ツエーゲン金沢 → ラインメール青森 → 福山シティFC 他)
- 2019年度卒:高安孝幸(興國高校 → ツエーゲン金沢 → FC琉球 → ジェイリースFC 他)
- 2020年度卒:樺山諒乃介(興國高校 → 横浜F・マリノス → モンテディオ山形 → サガン鳥栖 他)
- 2020年度卒:田川知樹(興國高校 → 横浜F・マリノス → カターレ富山 → 北海道コンサドーレ札幌 他、GK)
- 2020年度卒:平井駿助(興國高校 → 横浜F・マリノス → ラインメール青森 → レイラック滋賀FC 他)
- 2020年度卒:南拓都(興國高校 → 横浜F・マリノス → いわてグルージャ盛岡 他)
- 2020年度卒:杉浦力斗(興國高校 → ツエーゲン金沢 → おこしやす京都AC → テゲバジャーロ宮崎 → 福山シティFC 他)
- 2021年度卒:永長鷹虎(興國高校 → 川崎フロンターレ → 水戸ホーリーホック → ザスパ群馬 他)
- 2021年度卒:向井颯(興國高校 → 福島ユナイテッドFC 他)
- 2021年度卒:荒川永遠(興國高校 → モンテディオ山形 他)
- 2021年度卒:坂本稀吏也(興國高校 → モンテディオ山形 → サガン鳥栖 他)
- 2022年度卒:宇田光史朗(興國高校 → 横浜FC → 高知ユナイテッドSC → レイラック滋賀FC → 横浜FC 他)
- 2023年度卒:宮原勇太(興國高校 → グールニク・ザブジェ / ポーランド → ヴィッセル神戸)
- 2023年度卒:國武勇斗(興國高校 → 奈良クラブ)
- 2024年度卒:樺山文代志(興國高校 → UDバルバストロ / スペイン)
- 2025年度卒:松岡敏也(興國高校 → アルビレックス新潟、第104回選手権大会優秀選手、U-19日本代表)
※なお、在学中にJクラブ下部組織(主にセレッソ大阪U-18)へ所属しながら興國高校(アスリートアドバンスコース等)に通学・卒業した主なプロ選手として、南野拓実(ASモナコ、日本代表)、杉本健勇(大宮アルディージャ、元日本代表)、秋山大地、西本雅崇、阪本将基、岡澤昂星、北野颯太、石渡ネルソン、木下慎之輔、春名竜聖らがいます。



















