浜松開誠館高校(静岡県)
目次
学校・クラブ発足とサッカー部の歴史
学校・サッカー部の設立について
浜松開誠館高等学校は、静岡県浜松市中央区松城町に校舎を構える私立の中高一貫共学校です。母体である学校法人誠心学園は1924年に創立された浜松女子商業学校を起源とし、誠心高等学校を経て1998年に現在の校名へと改称・男女共学化を果たしました。開校以来「誠心・敬愛・愛知」を建学の精神に掲げ、グローバル教育や先進的なICT教育をいち早く導入するなど、徳育・知育・体育の調和が取れた全人教育を推進しています。
同校サッカー部は、中高一貫教育の柱として2002年4月に開校した浜松開誠館中学校サッカー部として産声を上げました。その第1期生が高校へと進学した2005年4月に「浜松開誠館高等学校サッカー部」が正式に創部され、高校年代の強化が本格的に始動しました。高校創部後はわずか数年で激戦区・静岡県内屈指の強豪へと駆け上がり、県西部地区から全国の頂点を目指す新進気鋭のフットボールクラブとして、県内外から卓越した志を持つ選手たちが集う強烈な磁場を形成しています。
創部・設立の経緯
静岡県の高校サッカー史は、古くから清水東、清水商業、静岡学園、藤枝東といった中東部地区の伝統校が全国制覇を独占し、「中部王国」と称される圧倒的な一強体制が半世紀以上にわたって続いていました。そうした中、「静岡県西部(浜松)の地から全国を制するチームを創る」という不退転の決意のもと、誠心学園の全面的なバックアップによってサッカー部強化プロジェクトが立ち上げられました。
創部にあたり招聘されたのが、清水市立商業高校出身でヤマハ発動機や清水エスパルスで活躍した元Jリーガーの青嶋文明氏でした。青嶋監督は「前人の成し得なかったことを初めて行う」という意味を持つ言葉『破天荒(はてんこう)』をチームスローガンに掲げ、グラウンドも部員もゼロの状態から指導をスタート。徹底したフィジカル強化と人間性教育、そして中高一貫の強みを最大限に活かした育成システムを構築し、それまで誰も打ち破れなかった中部の牙城に真っ向から風穴を開けました。
全国大会等の成績について
浜松開誠館高校サッカー部は、創部からわずか十数年で激戦区・静岡の頂点へと上り詰め、全国高校サッカー選手権大会や全国高校総合体育大会(インターハイ)において目覚ましい躍進を遂げています。
冬の風物詩である全国高校サッカー選手権大会には、過去3回出場しています。2018年度の第97回大会静岡県予選決勝では、名門・静岡学園を相手に粘り強い戦いを披露して2-1で悲願の初優勝を達成。創部14年目にして掴んだ全国大会の初陣では、名将・小嶺忠敏監督率いる強豪・長崎総合科学大附属を1-0で破り、記念すべき全国初勝利を挙げました。続く2022年度の第101回大会予選では藤枝東を2-0で下して4年ぶり2回目の全国出場を果たし、1回戦で大分に4-0で快勝。2回戦では同大会準優勝の熊本県代表・大津と互角に渡り合い、1-1の末にPK戦で惜敗したものの、全国屈指のインテンシティを全国に知らしめました。さらに2025年度の第104回大会予選でも決勝で藤枝東とのPK戦を制し、3年ぶり3回目となる全国選手権への切符を掴み取りました。
夏のインターハイ(全国高校総体)においても輝かしい歴史を刻んでいます。長年あと一歩で涙を呑んできた県予選において、2025年(令和7年度)大会決勝で藤枝東を1-0で下し、創部初となるインターハイ初優勝を達成。福島県で開催された全国大会2回戦では立命館守山(滋賀県)を7-0と圧倒的な攻撃力で粉砕し、全国ベスト16進出を果たしました。この2025年度には静岡県予選において「夏冬2冠」の偉業を達成し、押しも押されもせぬ静岡の絶対的盟主へと進化を遂げました。
また、年間を通じたリーグ戦文化においても、U-18年代の最高峰に位置するプリンスリーグ東海に長年定着。2015年にはプレミアリーグ参入戦へ進出するなど、Jアカデミーのユースチームや近県の強豪校と日常的にハイレベルな凌ぎを削り続けています。
強化の結果
浜松開誠館が短期間で全国トップクラスの強豪へと急成長を遂げた背景には、確固たる育成ビジョンに基づいた「中高一貫指導体制」「最先端の施設環境」「プロ水準の日常」があります。
第一の強みは、中学・高校の6年間を見据えた一貫した選手育成です。浜松開誠館中学校サッカー部で基礎技術、個人戦術、自立心を徹底的に磨き上げ、高校年代では即座に高い強度と戦術的駆け引きに対応できる土台を形成しています。中学時代に全中(全国中学校サッカー大会)出場や上位進出を経験した生え抜き選手と、全国各地の有力街クラブやJアカデミーから集まる実力派選手が融合することで、部内には常に健全で激しい競争原理が働いています。
第二の強みは、静岡の伝統であるテクニックと現代サッカーのトレンドを融合させた「ハイブリッドな指導法」です。静岡特有の巧みなボールコントロールやパスワークに満足することなく、海外基準の球際の強さ、攻守の切り替えスピード、セカンドボールの回収力を極限まで追求。ボールポゼッションとハイプレス・ショートカウンターを高次元で両立させるスタイルを確立しました。
この緻密かつタフな強化プログラムの成果は、数多くのプロ選手輩出という形で実を結んでいます。日本代表経験を持つ松原后をはじめ、大学経由でJ1へと羽ばたいた吉田真那斗、松井蓮之、須貝英大、熊取谷一星、そして高校から直接プロ入りを決めた松浦迅ビエラなど、Jリーグや海外で主力を担うタレントをコンスタントに送り出しています。
監督・コーチ
現監督
岡本淳一(おかもと・じゅんいち)は、静岡県浜松市出身の指導者であり、2026年6月12日より浜松開誠館高校サッカー部の指揮を執る現監督です。地元・浜松西高校から東京学芸大学へと進学し、競技と指導理論を深く学んだ後、浜松開誠館の職員およびサッカー部指導陣の一員として長年にわたりアカデミーの現場を支えてきました。日本サッカー協会公認A級ジェネラルライセンスを保持しています。
岡本監督は、創部以来クラブを率いてきた青嶋文明前監督の右腕として、チームの強化方針、スカウティング、戦術構築に深く携わってきました。選手一人ひとりの個性を引き出す対話型の指導と、相手の配置や試合展開を冷静に見極める緻密なスカウティング・分析力に定評があります。2026年6月に青嶋前監督がJ1湘南ベルマーレのトップチームコーチに招聘されたことを受け、チームのアイデンティティと伝統を誰よりも理解する後継者として正式に監督へ就任しました。
「我々開誠館は伝統と歴史を重んじつつ、さらなる高みを目指す」と語る岡本監督のもと、伝統のスローガン『破天荒』の精神とアグレッシブな『攻守一体』フットボールを継承。激戦区・静岡を連覇し、悲願である全国制覇を成し遂げるべく情熱的なチームビルディングを推進しています。
歴代監督
- 青嶋文明(創部監督・前監督)
清水市立商業高校出身。名将・大滝雅良監督の指導を受け、第64回全国高校サッカー選手権大会で初優勝を経験。ヤマハ発動機、清水エスパルス、鳥栖フューチャーズ、本田技研でストライカーとして活躍後、2002年に浜松開誠館中学校、2005年に同校高等学校サッカー部監督に就任。「破天荒」の理念を掲げてチームを全国屈指の強豪へと押し上げ、選手権3回出場、総体初優勝・静岡県2冠を達成した。2026年6月12日付でJ1湘南ベルマーレのトップチームコーチに就任。
チームのサッカー
- スローガン・理念:『破天荒』(前人の成し得なかったことを成し遂げる開拓精神)、『攻守一体』(守備から攻撃、攻撃から守備へのシームレスな連続性の追求)。
- 基本フォーメーション:中盤の構成力と機動力を活かした「4-4-2」および「4-2-3-1」を基調とし、対戦相手のシステムに応じて「3-4-2-1」を併用。
- 戦術的特徴:伝統的な静岡のテクニカルなパスワークと、近代サッカーの要諦であるインテンシティを融合させたハイプレス&ポゼッション。前線からの激しいプレッシングでボールを奪い取るショートカウンターを最大の武器としつつ、自陣深くからのビルドアップでは正確な認知とポジショニングで相手ブロックを解体する変幻自在の攻撃を展開します。
大会の成績
全国高校サッカー選手権大会
冬の選手権予選では、中東部の名門校相手に幾度となく激闘を繰り広げ、2018年度に悲願の初制覇を達成。これまで通算3回の全国選手権出場を果たしています。
| 年度 | 高校名(チーム名) | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2005年度 | 浜松開誠館高校 | 第84回全国高校サッカー選手権静岡県予選 | 静岡県予選 敗退 | 高校創部初年度、1年生単独チームで初挑戦 ※当時の県予選詳細記録は公式アーカイブ未掲載のため概要記載 |
| 2006年度 | 浜松開誠館高校 | 第85回全国高校サッカー選手権静岡県予選 | 静岡県予選 敗退 | 創部2年目、下級生主体のチームで参戦 ※当時の県予選詳細記録は公式アーカイブ未掲載のため概要記載 |
| 2007年度 | 浜松開誠館高校 | 第86回全国高校サッカー選手権静岡県予選 | 静岡県大会 ベスト8 | 中高一貫1期生が最上級生となり創部初の県8強進出 |
| 2008年度 | 浜松開誠館高校 | 第87回全国高校サッカー選手権静岡県予選 | 静岡県大会 ベスト8 | 2年連続で決勝トーナメント準々決勝進出 |
| 2009年度 | 浜松開誠館高校 | 第88回全国高校サッカー選手権静岡県予選 | 静岡県大会 ベスト8 | 竹内涼を擁し3年連続の県8強入り、シード校に定着 |
| 2010年度 | 浜松開誠館高校 | 第89回全国高校サッカー選手権静岡県予選 | 静岡県大会 ベスト8 | 組織的な堅守を武器に4年連続ベスト8を達成 |
| 2011年度 | 浜松開誠館高校 | 第90回全国高校サッカー選手権静岡県予選 | 静岡県大会 ベスト8 | 木下高彰らを擁し準々決勝進出 |
| 2012年度 | 浜松開誠館高校 | 第91回全国高校サッカー選手権静岡県予選 | 静岡県大会 ベスト4 | 準々決勝を突破し創部初となる県4強進出を達成 |
| 2013年度 | 浜松開誠館高校 | 第92回全国高校サッカー選手権静岡県予選 | 静岡県大会 準優勝 | 初の決勝進出を果たすも藤枝東に0-1で惜敗 |
| 2014年度 | 浜松開誠館高校 | 第93回全国高校サッカー選手権静岡県予選 | 静岡県大会 ベスト8 | 松原后、袴田裕太郎らを擁し準々決勝進出 |
| 2015年度 | 浜松開誠館高校 | 第94回全国高校サッカー選手権静岡県予選 | 静岡県大会 ベスト4 | 準決勝のエコパスタジアムで静岡学園と熱戦を展開 |
| 2016年度 | 浜松開誠館高校 | 第95回全国高校サッカー選手権静岡県予選 | 静岡県大会 準優勝 | 2度目の決勝進出、藤枝明誠と打ち合い2-3で惜敗 |
| 2017年度 | 浜松開誠館高校 | 第96回全国高校サッカー選手権静岡県予選 | 静岡県大会 ベスト4 | 須貝英大らを軸に準決勝進出 |
| 2018年度 | 浜松開誠館高校 | 第97回全国高校サッカー選手権大会(初出場) | 全国大会 2回戦進出 | 県決勝で静岡学園を2-1で破り初優勝。全国1回戦で長崎総科大附に1-0勝利、2回戦で青森山田に1-5敗戦 |
| 2019年度 | 浜松開誠館高校 | 第98回全国高校サッカー選手権静岡県予選 | 静岡県大会 ベスト4 | 連覇を目指し準決勝進出、PK戦で惜敗 |
| 2020年度 | 浜松開誠館高校 | 第99回全国高校サッカー選手権静岡県予選 | 静岡県大会 ベスト4 | コロナ禍下の変則日程の中、安定して県4強へ進出 |
| 2021年度 | 浜松開誠館高校 | 第100回全国高校サッカー選手権静岡県予選 | 静岡県大会 ベスト4 | 記念大会で準決勝進出、上位の地位を維持 |
| 2022年度 | 浜松開誠館高校 | 第101回全国高校サッカー選手権大会(2回目) | 全国大会 2回戦進出 | 県決勝で藤枝東を2-0で破り制覇。全国1回戦で大分に4-0快勝、2回戦で大津に1-1(PK1-3)惜敗 |
| 2023年度 | 浜松開誠館高校 | 第102回全国高校サッカー選手権静岡県予選 | 静岡県大会 準優勝 | 決勝進出、静岡学園に惜敗し準優勝 |
| 2024年度 | 浜松開誠館高校 | 第103回全国高校サッカー選手権静岡県予選 | 静岡県大会 ベスト4 | 準決勝進出、高い競技レベルを証明 |
| 2025年度 | 浜松開誠館高校 | 第104回全国高校サッカー選手権大会(3回目) | 全国大会 2回戦進出 | 県決勝で藤枝東と激突しPK5-4で制し優勝。全国1回戦で九州文化学園に快勝、2回戦で興國と対戦 |
全国高校総体(インターハイ)
夏のインターハイ予選では毎年のように4強・決勝へ進出。2025年には悲願の県初優勝を成し遂げ、全国大会でも大勝を収めてベスト16入りを果たしました。
| 年度 | 高校名(チーム名) | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2005年度 | 浜松開誠館高校 | 平成17年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県予選 敗退 | 高校サッカー部として初の高校総体予選参戦 ※当時の県予選詳細記録は公式アーカイブ未掲載のため概要記載 |
| 2006年度 | 浜松開誠館高校 | 平成18年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県予選 敗退 | 創部2年目の挑戦、県大会上位を目指す ※当時の県予選詳細記録は公式アーカイブ未掲載のため概要記載 |
| 2007年度 | 浜松開誠館高校 | 平成19年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県大会 ベスト8 | 高校総体県予選で初の準々決勝進出を果たす |
| 2008年度 | 浜松開誠館高校 | 平成20年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県大会 ベスト8 | 2年連続で県ベスト8進出、守備の安定感が光る |
| 2009年度 | 浜松開誠館高校 | 平成21年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県大会 ベスト8 | 3年連続の県8強入り、シード校の地位を確立 |
| 2010年度 | 浜松開誠館高校 | 平成22年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県大会 ベスト8 | 準々決勝進出、安定した試合運びを展開 |
| 2011年度 | 浜松開誠館高校 | 平成23年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県大会 ベスト8 | 粘り強い守備組織で5年連続の県8強入り |
| 2012年度 | 浜松開誠館高校 | 平成24年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県大会 ベスト8 | ベスト4の壁を破るべく挑み上位を維持 |
| 2013年度 | 浜松開誠館高校 | 平成25年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県大会 準優勝 | 初の決勝進出、静岡学園と1-1(PK2-3)の激闘を展開 |
| 2014年度 | 浜松開誠館高校 | 平成26年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県大会 ベスト4 | 準決勝進出、中東部の牙城に肉薄する |
| 2015年度 | 浜松開誠館高校 | 平成27年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県大会 ベスト4 | 2年連続の県4強入り、フィジカル面での進化を示す |
| 2016年度 | 浜松開誠館高校 | 平成28年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県大会 ベスト8 | 準々決勝進出、トーナメント上位の常連となる |
| 2017年度 | 浜松開誠館高校 | 平成29年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県大会 ベスト4 | 準決勝進出、攻守一体のスタイルが成熟 |
| 2018年度 | 浜松開誠館高校 | 平成30年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県大会 ベスト4 | 準決勝進出、冬の選手権初優勝へとつながる戦いを見せる |
| 2019年度 | 浜松開誠館高校 | 令和元年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県大会 ベスト4 | 3年連続の県4強入り、高いチーム完成度を維持 |
| 2020年度 | 浜松開誠館高校 | 令和2年度全国高校総体サッカー競技 | 大会中止 | 新型コロナウイルス感染拡大の影響により全国大会中止 |
| 2021年度 | 浜松開誠館高校 | 令和3年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県大会 ベスト4 | 準決勝進出、激戦区のトーナメントで存在感を示す |
| 2022年度 | 浜松開誠館高校 | 令和4年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県大会 ベスト4 | 準決勝進出、攻守に強度の高いプレーを継続 |
| 2023年度 | 浜松開誠館高校 | 令和5年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県大会 ベスト4 | 準決勝進出、安定した強さで優勝争いを展開 |
| 2024年度 | 浜松開誠館高校 | 令和6年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県大会 ベスト4 | 準決勝進出、総体初制覇へあと一歩に迫る |
| 2025年度 | 浜松開誠館高校 | 令和7年度全国高校総体サッカー競技(初出場) | 全国大会 3回戦進出(ベスト16) | 県予選決勝で藤枝東を1-0で破り初優勝(夏冬県2冠達成)。全国2回戦で立命館守山に7-0快勝、3回戦進出 |
| 2026年度 | 浜松開誠館高校 | 令和8年度静岡県高校総体サッカー競技 | 静岡県大会 準優勝 | 決勝で静岡学園に1-2惜敗。大会直後の6月12日付で岡本淳一新監督へ交代 |
高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会(※2010年まで開催)
創部間もない創生期に、高校サッカー強豪校とJユースが激突する全日本ユースの舞台を目指して予選を戦い抜きました。
| 年度 | 高校名(チーム名) | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2005年度 | 浜松開誠館高校 | 第16回高円宮杯全日本ユース(U-18)選手権 | 静岡県予選 敗退 | 高校創部初年度の参戦 ※当時の県予選詳細記録は公式アーカイブ未掲載のため概要記載 |
| 2006年度 | 浜松開誠館高校 | 第17回高円宮杯全日本ユース(U-18)選手権 | 静岡県予選 敗退 | 創部2年目での挑戦 ※当時の県予選詳細記録は公式アーカイブ未掲載のため概要記載 |
| 2007年度 | 浜松開誠館高校 | 第18回高円宮杯全日本ユース(U-18)選手権 | 静岡県予選 敗退 | 1期生が最上級生となり県リーグ・予選で奮闘 ※当時の県予選詳細記録は公式アーカイブ未掲載のため概要記載 |
| 2008年度 | 浜松開誠館高校 | 第19回高円宮杯全日本ユース(U-18)選手権 | 静岡県予選 敗退 | 静岡県ユースリーグ上位で戦うも東海大会進出を逃す |
| 2009年度 | 浜松開誠館高校 | 第20回高円宮杯全日本ユース(U-18)選手権 | 静岡県予選 敗退 | 県内上位争いに食い込むも惜敗 |
| 2010年度 | 浜松開誠館高校 | 第21回高円宮杯全日本ユース(U-18)選手権 | 静岡県予選 敗退 | 大会最終年度、激戦の静岡県予選で上位進出ならず |
高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ
創部から5年後の2010年度に静岡県Aリーグを制してプリンスリーグ東海へ昇格を果たしました。以降はJアカデミー勢や近県の強豪校と切磋琢磨し、東海地区を代表するタフなチームとして年間リーグ戦を戦い抜いています。
【静岡県ユースリーグ時代(2005〜2010年度)】
- 2005年度:静岡県ユースリーグ(下位カテゴリー参戦)/創部1年目、地域リーグからスタート
- 2006年度:静岡県ユースリーグ(昇格争い参戦)/連勝を重ねて上位カテゴリーへ昇格
- 2007年度:静岡県ユースAリーグ(県Aリーグ上位)/中高一貫1期生が県トップリーグで躍進
- 2008年度:静岡県ユースAリーグ(県Aリーグ上位)/安定した試合運びで上位を維持
- 2009年度:静岡県ユースAリーグ(県Aリーグ上位)/竹内涼を擁して首位争いを展開
- 2010年度:静岡県ユースAリーグ(県Aリーグ 優勝・昇格)/リーグ制覇を達成しプリンスリーグ東海へ初昇格
【プリンスリーグ東海時代(2011〜2026年度)】
| 年度 | 高校名(チーム名) | 大会名(出場回数) | 成績・結果 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2011年度 | 浜松開誠館高校 | プリンスリーグ東海 | 東海 6位 | 参入初年度、粘り強い戦いぶりで見事に残留を果たす |
| 2012年度 | 浜松開誠館高校 | プリンスリーグ東海 | 東海 5位 | 得点力を向上させ前年を上回る5位でフィニッシュ |
| 2013年度 | 浜松開誠館高校 | プリンスリーグ東海 | 東海 4位 | 攻守のバランスが整い上位争いに食い込む |
| 2014年度 | 浜松開誠館高校 | プリンスリーグ東海 | 東海 4位 | 松原后らを擁して高強度のサッカーを展開 |
| 2015年度 | 浜松開誠館高校 | プリンスリーグ東海 | 東海 2位 | 過去最高位を記録し初のプレミアリーグ参入戦進出を果たす |
| 2016年度 | 浜松開誠館高校 | プリンスリーグ東海 | 東海 5位 | 激戦が続くリーグ戦で中位をしっかりとキープ |
| 2017年度 | 浜松開誠館高校 | プリンスリーグ東海 | 東海 4位 | 須貝英大らを軸に手堅い試合運びで勝ち点を加算 |
| 2018年度 | 浜松開誠館高校 | プリンスリーグ東海 | 東海 4位 | 選手権初優勝を飾った陣容で年間を通じて安定感を誇示 |
| 2019年度 | 浜松開誠館高校 | プリンスリーグ東海 | 東海 5位 | 世代交代を進めながら堅守速攻のスタイルを維持 |
| 2020年度 | 浜松開誠館高校 | プリンスリーグ東海 | 東海 4位 | コロナ禍による変則日程の中で上位グループに食い込む |
| 2021年度 | 浜松開誠館高校 | プリンスリーグ東海 | 東海 8位 | 接戦が続いた厳しいシーズンを乗り越え残留を勝ち取る |
| 2022年度 | 浜松開誠館高校 | プリンスリーグ東海 | 東海 3位 | 首位争いを演じ選手権出場へ向けて大きな弾みをつける |
| 2023年度 | 浜松開誠館高校 | プリンスリーグ東海 | 東海 5位 | 実力伯仲のリーグ戦で着実に勝ち点を積み上げる |
| 2024年度 | 浜松開誠館高校 | プリンスリーグ東海 | 東海 4位 | 高いインテンシティを発揮し上位戦線に定着 |
| 2025年度 | 浜松開誠館高校 | プリンスリーグ東海 | 東海 3位 | 夏冬2冠の勢いそのままに東海上位の地力を発揮 |
| 2026年度 | 浜松開誠館高校 | プリンスリーグ東海 | 東海 参戦中 | 岡本新監督のもとプレミア昇格を目指し首位争いを展開 |
ユニフォーム
- サプライヤー:プーマ(PUMA)
- カラー・デザイン詳細:
- 1stキット(FP正):シャツ「エンジ(クリムゾンレッド)」/パンツ「エンジ」/ソックス「エンジ」。スクールカラーである格式高い深紅を基調とし、肩や脇部にプーマ伝統のブラックやホワイトの切り替えラインを配置。
- 2ndキット(FP副):シャツ「白」/パンツ「白」/ソックス「白」。清潔感のあるホワイトをベースに、エンジ色のピンストライプとアクセントカラーが映えるデザイン。
- GKキット:正「イエロー」、副「サックスブルー(またはピンク、グリーン)」。
部員人数
- 総部員数:高校約100〜110名(各学年30〜35名前後)。付属中学校のサッカー部員(約80名)を含めると、クラブ全体で約190名を数える大所帯です。
- 学年別構成:3年生約35名、2年生約35名、1年生約35名。
- カテゴリー編成(全4カテゴリー):
- TOPチーム(Aチーム):高円宮杯プリンスリーグ東海、全国高校サッカー選手権、全国高校総体に参戦。
- セカンドチーム(Bチーム):静岡県ユースAリーグに参戦。
- サードチーム(Cチーム):静岡県ユースBリーグに参戦。
- フォースチーム(Dチーム):静岡県西部ユースリーグ1部に参戦。
- 主な出身チーム:付属の浜松開誠館中学校サッカー部からの内部昇格組が中核(約4〜5割)。そこに県外・都府県の有力クラブ(FC東京U-15深川/むさし、フォルトゥナSC、関西・中京圏の街クラブ等)および県内セレクション合格者が加わります。
学校生活・ユース活動環境
- 練習環境:浜松市中央区篠原町にある専用施設「浜松開誠館総合グラウンド」を使用。
- 敷地面積約13,600㎡を誇るJFA公認ロングパイル人工芝サッカー場1面(フルピッチ)。
- 高照度夜間LED照明設備、観客席、専用クラブハウス、医務室、最新器具を揃えたトレーニングルームを完備。
- 練習時間:
- 平日:放課後(16:00〜19:00頃)に集中トレーニングを実施。月曜日は原則オフまたはリカバリー。
- 休日:土曜日・日曜日は各カテゴリーの公式戦(プリンスリーグ、県リーグ)および強豪校との練習試合。
- 生活体制:普通科(グローバルコース、特進コース、進学コース等)に在籍。学校(松城町)から総合グラウンド(篠原町)までは自転車で約25〜30分の距離にあり、「遠州のからっ風」と呼ばれる強風の中を往復することも足腰を鍛える名物となっています。
寮について
浜松開誠館高校サッカー部には、県外や遠方出身の選手を受け入れるための専用寮「浜松開誠館フットボールクラブ寮」が整備されています。
浜松市中央区鴨江に位置するこの寮は、もともと格式ある旅館だった趣のある建物をリノベーションして開設された施設です。現在も常時20〜30名ほどの部員が共同生活を送り、仲間同士で絆を深め合っています。最大の特長は、地元の専門飲食業者が腕を振るう食事環境です。アスリートに必要な高タンパク・低脂質の栄養バランスが徹底管理されており、選手たちからは「何を食べても絶品」と絶大な信頼を寄せられています。朝は学校、夜は寮と1日2回の清掃活動が伝統として義務付けられており、整理整頓や自己管理、感謝の心を身につける人間教育の場として機能しています。
入部するには
- 高校の学科・コース:普通科(特別進学コース、グローバルコース、進学コースなど)。多くのサッカー部員は学業と高強度の競技生活を両立できる進学系コースに在籍しています(コース別偏差値は概ね45〜55程度)。
- 入部方法:
- 中学校からの内部昇格:浜松開誠館中学校サッカー部で育成された選手がそのまま高校へ進学。
- 体験練習会・セレクション:毎年6月〜8月にかけて、現中学3年生を対象とした部活動体験練習会およびセレクションを実施(実技テスト、フィジカル測定、面談)。
- クラブスカウト・スポーツ推薦:全国大会やトレセン大会などで優秀な評価を得た選手への直接アプローチ、および指導者推薦に基づくスポーツ特待生入試。
- 遠方からの受入れ:専用寮が完備されているため、静岡県外(関東、関西、中京、甲信越など)からの進学・入部も広く受け入れています。
進路
- 大学進学実績:関東・関西・東海の強豪大学サッカー部へ多数の選手を輩出。
明治大学、法政大学、早稲田大学、立正大学、福岡大学、愛知学院大学、中京大学、常葉大学、駒澤大学、専修大学、拓殖大学など。大学サッカー界の第一線で主将や主力を務めるOBも多数輩出しています。 - Jリーグ・海外プロ出身選手一覧(OB一覧):
- 2009年度卒:竹内涼(浜松開誠館高 → 清水エスパルス → ギラヴァンツ北九州 → 清水エスパルス → ファジアーノ岡山)
- 2010年度卒:松浦勇武(浜松開誠館高 → 湘南ベルマーレ → FC琉球 → アグレミーナ浜松)
- 2012年度卒:青島拓真(浜松開誠館高 → 法政大学 → ブラウブリッツ秋田)
- 2012年度卒:木下高彰(浜松開誠館高 → ジュビロ磐田 → 水戸ホーリーホック → 福島ユナイテッドFC → 藤枝MYFC → いわてグルージャ盛岡 → ラインメール青森)
- 2012年度卒:三浦祐希(浜松開誠館高 → 愛知学院大学 → ソニー仙台FC)
- 2013年度卒:早坂龍之介(浜松開誠館高 → 明治大学 → ザスパクサツ群馬 → TONAN前橋 → FC UNA Strassen / ルクセンブルク)
- 2014年度卒:土居柊太(浜松開誠館高 → 明治大学 → FC町田ゼルビア)
- 2015年度卒:松原后(浜松開誠館高 → 清水エスパルス → シント=トロイデンVV / ベルギー → ジュビロ磐田、元日本代表DF)
- 2015年度卒:袴田裕太郎(浜松開誠館高 → 明治大学 → 横浜FC → ジュビロ磐田 → 大宮アルディージャ → 東京ヴェルディ → ロアッソ熊本)
- 2017年度卒:須貝英大(浜松開誠館高 → 明治大学 → ヴァンフォーレ甲府 → 鹿島アントラーズ)
- 2017年度卒:鈴木理久(浜松開誠館高 → Honda FC)
- 2018年度卒:松井蓮之(浜松開誠館高 → 法政大学 → 川崎フロンターレ → FC町田ゼルビア → ベガルタ仙台)
- 2020年度卒:菅沼一晃(浜松開誠館高 → 福岡大学 → アビスパ福岡 → FC岐阜)
- 2020年度卒:吉田真那斗(浜松開誠館高 → 鹿屋体育大学 → 鹿島アントラーズ、U-22日本代表)
- 2021年度卒:熊取谷一星(浜松開誠館高 → 明治大学 → 東京ヴェルディ)
- 2026年度卒:松浦迅ビエラ(浜松開誠館高 → 清水エスパルス内定、U-16日本代表GK)
























